「なのか？これ」を含む小説

　エイマール王国の国王″クリストフ″は無事、息子の戴冠式を終え、四十年ほどの国政というステージから降りることになる。 　王子……次期国王は聡明で、また国も安泰だと国民も大層喜んで…

「参加することに意義があるなんて、勝ったやつだけが言えることだ」 ２０２０年、東京オリンピックはコロナウィルスの影響で延期になった。 でも、日本代表になれなかった俺には、そん…

23歳の新入社員、慎也。 上司の誘いによるダルい飲み会からの帰宅途中、乗ったタクシーの運転手から妙な話を聞かされる。 その話が気になって仕方ないが、まさかその後、あんなラッキーな…

アタルが目を覚ますと、そこは知らない森の中だった。 最初は夢にまで見た異世界転移だと跳ね上がって喜んだが、現実に待っていたのはどうしようもないほど残酷なリアルだった。 チート能力…

「Ｍ組のMは〝mad〟のM！」そう高々に宣言するのはＭ組の担任。 ここはとある学校の無法地帯〝1年Ｍ組〟。校長すらも手を出すことを諦めるくらい、何もかもが間違っているクラス。誰に…

ケチなことでその名を密かに轟かせる「こじきちゃん」。いつだってお金を大事にしている彼女だからこそ生み出せる笑いがここにある！友人・みーちゃんは、こじきちゃんが繰り出すケチケチアク…

【スピンオフ第2弾「業火」完結】 ※本作は中編小説集です。見出しごと、独立した別個の物語になっています。 高度医療化社会として生まれ変わった未来の東京――否、《東都》。 理…

「森で迷ったら美少女吸血鬼に雇われました」 徳重陽一、通称ヨーイチ。平々凡々の高校生の彼はイギリスに修学旅行中、吸血鬼のお嬢様メアリのお屋敷に迷い込んだ結果、執事見習いとして住み…

　ホラーが苦手な方は閲覧注意です。あまりの戦慄さに不眠症になります。3分で読み終わる短編ですが、その3分後のあなたの心境を諒察するだけでも著者としては憚られます。 　これは心霊、…

この物語の中心に立つのは、ボサボサの黒髪、使い古されたグローブにブーツ、ボロボロのマント、安っぽい革鎧、これまた安っぽい長剣、そして首から下げたいくつかのギルドの認識票を首から下…

ルーテリス国。 それは、白と黒の国。 古くから、白の血を引く人間と、黒の血を引く人狼の二種族が住まう国とされ、今もそれは変わっていない。 白の血は純潔。 黒の血は異形。 当…

私は山田 下の名前は思い出せない 私は私のプリンをだれが食べたのか、突き止めなくてはならない──

天賦の才を持った戦闘狂、知識を武器に異世界で無双する者、不死の力を手に入れた者、たとえ死んでも何度でも生き返る者、魔王として異世界転生した者、仲間に裏切られ魔物となった者……世界…

「どうして、こんな事に。うぅぅ……田舎に帰りたい」 「馬鹿ね。あんたにそんな選択肢があると思う？」 数年前に亡くなった祖父は若かりし頃、騎士団にいたらしい。で、いるだけじゃなく…

書斎にいる「僕」が聞いた、幼い息子の人形劇。 なにやら、すっとんきょうな話のようで……

かつて世界を恐怖に陥れた『魔王』がいた。 まあそれは過去の話。今現在魔王は、勇者率いる王国軍に敗北した責任押し付けられ 全財産没収の上で国外追放されていた。 さらに秘書以外の部…

綾瀬南は音無春香から婚約破棄されちゃうのです。 綾瀬南の反応は？ そして、綾瀬南は音無春香にとある物を 食べさせるのです。 食べさせた物は？ 食べた音無春香の反応は？

やたら広いマップ。 当たり判定のおかしい建物。 おかしな挙動をしてくるNPC。 RPGツクールで自分が作った世界を体験してみたら とんでもないクソゲーだった⁉ 少年はおかしなツ…

　大きな黒目と小さな歯並び、わたしの死装束がバタバタ鳴った。 赤鬼がわたしの足をつかみ、金棒の握りで頭をゴツンとこづいた。 閻魔大王を見るのはこれがはじめて、人の死後を決める地蔵…