Trivial story―忘れられた元勇者が名声を取り戻す話―
錨 凪
番外:図書館※ネタバレ注意
主要人物紹介
◆
元勇者の剣士:
『
只人族の男。革紐でひとまとめにした黒髪、身長は高く、体格も悪くない。使い古されたグローブにブーツ、ボロボロのマント、安っぽい革鎧、これまた安っぽい長剣、そして首から下げたいくつかのギルドの認識票を首から下げた、そんな一山いくらの運び屋の剣士。
その認識票に刻まれた名は
彼は名前を歪められ、『取るに足らない者』として認識される呪いを受けた、於いて死ぬことすら許されない古の勇者である。
真の名は
戦ってる最中でも軽口がぽんぽんと飛ぶほどにふざけた男ではあるが、受けた恩は忘れず返す義理堅い一面も持つ。好きなものは女と酒を公言するほどにだらしのない男ではあるが、『花嫁』以外には友人以上の関係を持とうとはしない。好物はふかし芋。
上位の冒険者が寄ってたかって倒すような魔物を一人で片手間に討ち果たすような実力者ではあるが、口が軽く女たらしの一面があり、信用点が低い。そのため冒険者としての階級は上位第三等級である
◆
術士の狼少女:
『群れた狼は恐ろしいが、群れぬ狼はより恐ろしい。――猟師の格言』
白銀の毛を靡かせる、牛馬のような大柄な体格の狼。トリヴィアルの荷車を引く役割をしている。その正体は人狼の少女であり、狼の耳と尻尾がついた白銀の髪を持つ人型が本来の姿だ。トリヴィアルより頭一つ半小柄。胸は同じような背丈の少女よりは豊かで腰が細い。
名前を
狼の姿の際に首にスカーフのように巻いているマントは、人型に戻ったときにすぐに体を隠せるように工夫したもの。ポンチョのように全身をすっぽりと包み込む。
長い間狼でいると、服を着たときに締め付けた感覚が嫌でしばらくは裸で居たがる悪い癖が有り、街へ入るしばらく前に人に戻って服の感覚を慣らす必要がある。人一倍孤独に弱く、最後の拠り所でもあるトリヴィアルに対する感情は親愛や愛情を超えて、もはや過度に依存している。好物は仔牛のロースト
普段は戦列に加わることは少ないが、一線級の術者であり、冒険者としての階級は元勇者の剣士と同様、上級第三等級である緋緋色金。
◆
『
名前は
生真面目で世話焼きな性格だが、一人で何でも出来てしまうが故に過干渉になりがちでもある。だからこそ、世話を焼かなくてもよく、逆に世話を焼いてくれるトリヴィアルとはある意味で良い関係を築けている。好物は砂糖漬けの果物。
見た目は細いが、非常に力が強く、巨大な戦鎚を振り回して戦う。冒険者としての階級は上級第二等級である
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