「だし」を含む小説

扇子（オウギ）ーそれは、地球と瓜二つの惑星。 瓜二つと言っても、棲んでいる種族や、環境が似ているだけで、そっくりさんとはあまり言えません。 扇子はとても小さい惑星で、2〜3日も有…

故人を拡張現実に再現する〈ＲＥＭ〉の運用が始まってから40年。 大火災による喪失を憂う人々のために開発されたそのシステムは、今もあらゆる生者を記録し続け、死者の幻を生み出し続け…

魔法学校に入学してからのこの一年、常にダントツ最下位を取り続けてきたユーリンの、春の討伐演習パートナーになったのは、毎回ダントツで首席の成績をおさめている騎士家系の異端児、通称『…

｢パンジャンドラム｣——イギリスにて開発されていたそれは、本国で｢失敗作｣のレッテルが貼られる。そんな中でも試験運用が行われていたが、試験中のパンジャンドラムが突然輝きだし、一人…

400PVありがとうございます！　 ＰＨ７の中核の二人、HISAKAとMAVOが出会うまでのはなし。 母親から存在を無視されていた名前不明の少女と、家族を事故で亡くした波留子とそ…

問題: 重課金してやりこんだ乙女ゲームの世界で目が覚めた私は超絶可愛いヒロイン乙女だし、最上級魔法も使えるし逆ハーレムエンドもできるはずなんだけど、攻略対象のイケメンたちが私に見…

僕達の聲に限りがあるとしたら——貴方は大切な人に最後に何を伝えたいですか？ ２０２５年。日本では聲の制限(ヴォレスト)という身体症状が存在するということがある科学者により発見さ…

「鬼木の山」そこは、鬼の住む山であった。ある日、蘭国を飛び出した千里は、山に踏み入れてしまうと鬼に襲われる事となる。 死を覚悟した千里だったが、何処からともなく聞こえたのは、美し…

「作家になりたい」が口癖でアマチュア作家な俺。 広告代理店に勤め、統括本部長をする彼女。 何を書いても売れない作家と、どんなものでも売れる営業マン。 あまりに売れない俺が妬み半…

水瀬郁人は鮎川舞のことが好きだ。ある夏の日、鮎川が生徒会長の夏目彰久と交際しだしたという噂を耳にする。河原で凹む郁人の前に『時と運命』の女神ウルドが現れる。ウルドは言う、彼女にか…

【試し読み用、本編の一部】 　世界中に死者の霊が戻りだしたのは、その年の十月下旬のことだった。 　最初、人々は今や世界的に浸透したハロウィンのいたずらかと思ったが、すぐにそうでな…

高校三年生光坂 氷河(こうさか ひょうが)は親の虐待を毎日受け、彼女にフラれ、病み期真っ盛りの冬、ある一通の手紙が届く。 「お兄ちゃん、元気だして！」 それは離れ…

玄関内が猛烈にゾンビ臭くなってきたが、あとには引けねえなと思っているし餓死したくないし臭すぎて心が折れそうになるけれども、それにつけてもこのナッツ臭、いや違うな、ただのナッツを焼…

建築技術をぶため旅に出たボクが、訪れたのは大草原にぽつんと一つある『家』 そこで出逢った老人が案内がてら『家』にまつわるある昔話を語りだし──

毒ガスに満たされた世界を、残された人間たちは大きな殻と膜で封じ込めた。 かつての地上や歴史を捨て去った未来。独特の文明が栄えた街では、漏れだした毒ガスにより力を得た「適合者」と呼…

Sudden Fiction Projectの新企画は「虚構エッセイ」という新ジャンル。 2014年12月22日。19年に一度の「朔旦冬至」という日に、ふとした思いつきで「人から…

リレー小説です 順番に掌編を書いていくあれです 参加者は芳川見浪とキサガキと藤井機斎と角鹿冬斗とミレニあんと東雲メメの6人！ 一人500文字以内、6人それぞれにお題があり書きま…

異世界転生が当たり前になった世界。 特別な才能などなくとも、心さえ誠実であれば誰であろうとも英雄になれるチャンスがある。 しかし如何せん彼らの心は汚かった。 これはチートスキ…

今日はバレンタインデーの翌日。 久しぶりに衣山と会った僕は、バレンタインデーの思い出を語る機会を持った。 かつての恋人の話をしたところ、不愉快だという表情を見せた彼女が語りだした…

１９９９年１２月31日 世紀末を噂する書き込みが頻繁に書き込まれている 和也は自作PCでメモリーも516ｍｂまで上げたパソコンで、31日の夜9時テレホーダイの時間を待ってパソ…