「たび」を含む小説

参考資料です。 講座のたびに作品を進めていくので、日にちと講座のNoと対応するようにしています。 その日更新した部分や、講座で使った部分は、なるべく『＝＝＝today＝＝＝ 』…

野盗と魔物に滅ぼされた村の生き残りであるカリスは、孤児として生を受けた。 　以来十三年、誰からも受け入れられず成人の儀に望んだ彼が得た神の恩恵は、“死を望む焔”だった。

酒造りの町で行われた造り始めの大事な神事＝上卯祭。ところがそこで悪ガキ高校生たちがしゃれにならないそそうをしていた！　天罰てき面！……は自業自得として、神様の祟りはどうする？　……

あるゲームセンターで一人の若者が青年に挑み続けていた。 いくたびも負け続けても若者は挑み続けた。 若者は闘志を燃やし再び青年に挑む

白百合の病。その白く美しく透明な病に罹った、或いは関わった人たちのモノローグ。 奏鳴曲とは、音楽のソナタのことです。 ソナタとは、クラシック音楽に於ける形式のひとつで、ピアノ・…

　僕、霧島（きりしま）歩夢（あゆむ）は、半年前に事故に遭って以来、しゃべることができない。 　学校では、同じクラスに妹の心愛（ここあ）がいて面倒を見てもらっている。 　僕が何…

ブルーストーン、発信を始めて。

【全八話の短編。11月5～６日で投稿予定】 「我が婚約者、エクレール・ルヴニールよ。そなたとの婚約を破棄し、今ここで聖女コレットを我が妃とする！」 　あぁ、なんてことでしょう。…

母親が神隠しにあった後、梓は高校生の姉の楓と父親とで三人で暮らしていた。ある日、梓は新しい浴衣を買い与えられ、しかも夏祭りにてなんでも頼んでいいと言われる。喜ばしい一方で、普段穏…

高校2年生の雪野春樹は一つ上の南雲優に恋をしているが、南雲には恋人のがいる上に男同士であった。同じ弓道部であるために部活のたびに顔を合わせ、途中までの帰路で共に帰る。 ただ眺めて…

　鈴置美紗が「あの人」と出会ったのは国家公務員になって三年目の初夏。異動先で新たな一歩を踏み出した美紗は仕事中に問題を起こし、それが、二十歳も年上の自衛官との許されぬ恋の始まりと…

　今は廃墟の聖地となっている世界的にも有名な長崎県の孤島、そこで生まれた石和久は無人島となるまでに過ごした九年間の思い出を廃墟マニア達に聞かせることで、酒席の主役となっていた。自…

旅先で出会ったあいつは、むかつくし、女にはだらしないしで腹が立つ。 だけど、どうしても惹かれてしまう心は止められなくて。 無愛想な子とチャラ子の、口説いたり口説かれたりデレたり…

大学二年生の計斗には、赤浦灯絵という高校の頃からの彼女がいる。 計斗の二十歳の誕生日を翌日に控え、二人はささやかな誕生日パーティーの計画を立てていた。 だが、当日彼女は来なかっ…

　王道寄りのファンタジーが読みたい方向け。 　貴族にしか魔法が使えないという世界。記憶喪失の青年ハーニーは名前以外何も覚えておらず、ただ微弱な魔法だけを使うことができた。彼が街…

身内のいない女子高生の屡鬼阿（るきあ）は突然心のよりどころだった親友を喪った。 何気なく日常を過ごしていた屡鬼阿は親友が巻き込まれた事件をきっかけに、捜査組織に加入することとなっ…

　読書好きの読書日記です。その日読み始めた本と作者、または途中経過、読み終わった感想をつらつらとテキトーに書いていきます。 　だいたい歴史とか、軍事とか、経済とか、政治とか、心理…

　大学生の新藤祐樹（ゆうき）は、突如起きた大地震に巻き込まれて命を落とす。するとお約束の真っ白い空間で目覚め、神を名乗る男女に迎えられる。 　この二柱の産み落とした諸世界の一つが…

結婚式場に勤める新入社員の奥山いろはは、装花の担当にあたっていた。一緒に働く花屋の男は、普通の人間ではない。頭の代わりに花を咲かせる、通称《花の人》という種族。彼らは絶滅しかけで…

小学生の夏目アリスは、心に湧き上がる「描きたい」という気持ちにまっすぐに、毎日絵を描いて過ごしていた。終業式に表彰されるのも、もう数えられないくらい。そのたびに一人きりで上がる壇…