「純文学・カクヨムオンリー」を含む小説

この春に大学に入学したばかりの身長１８２ｃｍで元バレー部の「私」がキムラと名乗る男と出会う。 キムラに誘われるまま「私」は彼の大学音楽サークルに加入する。 ちょっとだけ変わってる…

ライト兄弟は双子の信号だった。トラフィックライトだから「ライト兄弟」なのだろうけれど、正確なところは誰も知らない。彼らは今日も横断歩道を挟んで語らっている。 そんな彼らが抱える…

小品＝ベリーショートの作品集です。 全十品。 7、8は以前にも扱ったことがある題材です。 毎日17時更新です。

一人称のオムニバス形式で綴られる、夢という名の現実《リアル》フィクション。

2025年、SNS上での誹謗中傷は激化の一途を辿っていた。 自殺者は年々増加し、人々は次第にその現状に対して何も疑問を抱かなくなっていた。 人は誰しも言葉を用いて、無差別に他人…

　傷つくぐらいなら、期待しない。 　落ち込むくらいなら、何もしない。 　それで良かった。そのはずなのに…どうしてかな？ 　関係が壊れるのが怖わかった。 　あなたに嫌われる…

音楽の創作だけが生きがいの近藤はある日自殺を決行するが失敗に終わってしまう。翌日の昼食を境に1人の同僚と距離が近くなる。距離が近くなるにつれて近藤の心は無から色づき始める。

孤児のみはるは、偶然出会ったセイに拾われて一緒に住むことになる。 考えさせられる毎日。 稽古のような、己を高める旅。 人は心を育み、成長していって、何になるのだろう？ 人間の根…

稔の手は彷徨う。 交通事故で頭部を損傷して 聴力を失った大学生なのだが、どうしても 好きだったバンドの新曲が聴きたいと願う。 その新曲とは？

その恋は"HAPPY END"を迎えることになります。 【追記】 研究の方が忙しくなってきたため、しばらく休止いたします。 2021/7/3

「ねえ、ぱぱ」 その小さな呼び声さえも。もう届かないはずの声を届けたい。不可能なんてないと信じたい。

鹿島は友人の葬式の日に、その友人の元恋人である灯夏と一夜の関係を結んだ。 ※ガイドラインに則った範囲の性的な描写があるため、セルフレイティング（性描写有り）の設定にしてあります…

いつも緊張している同級生は外を見ながらヘッドフォンをしていた。彼に話しかける話です。

虫（とくに蟻）が嫌いな人は注意してください。

離ればなれになった恋人のことでシルベールが覚えているのは、別れ際の彼女の唇の感触だけだった。そして、十年にわたる戦争の経験は、シルベールから大事なものを奪おうとしていた。

コロナ禍の五年目、世界に起きた変化の中の男女の話です。

短編です。適当に更新していく予定です。

彼のやりたいことを応援出来ない私と、彼の話です。

「何でこんな日に限って有給とっちまったんだろうな！」 　朝八時に会社のパソコンに向かい合いながら自宅で激昂した。 　十二月下旬という年度末に差し掛かる忙しい時期――月曜日に有給を…