「立つ」を含む小説

「ようこそ、最果ての園庭へ。君で――1万7217人目の到達者だ」 ごおんという鐘の音が響き、どこまでも真っ白な空間の中、目の前には執務机についたどこか聖職者を思わせるような服装の…

体育館で行われた部活動紹介。 長窪玲奈（ながくぼれいな）は『騙し合いクラブ』郡山俊平（こおりやましゅんぺい）のパフォーマンスに衝撃を受ける。 それから、どうしても騙し合いク…

漫才。 日本にしかない「お笑い」の文化であり、その起源は平安時代にまで遡る。 歴史を重ねるごとにそれは進化していき、今やさまざまな芸人が、様々なスタイルの漫才を生み出し、多…

スクールカーストの頂点に立つ、アヤカに“攻撃”されるワタシ。 そんな歪んだ高校生活をぶっ壊したのは、PUNKを愛する彼女たちの、揺るぎ無いTHEORYだった。

　名だたる財閥家達が通うエリート高校でトップに立つ美少女がいた。 　彼女の名前は――赤薔薇美紅《あかばらみく》。成績優秀、容姿端麗、運動神経抜群と言ったなんでも出来る優等生で、赤…

11/25 タイトルを変更しました。 「オタクに二言はありませんって言ったじゃないですかぁ！」 「言いましたねぇ！　でもまさか僕に○○させるつもりだったなんて思ってもいません…

　凍てつく大地を焦がす酷熱の鉄槌 　驟雨の如く降り注ぎ、数多ある命を屠り去る 　彼らはその地に立つ、好むと好まざるとに関わらず 　等しく例外なく立たされる 　さあ始めよう、互いを…

難波 海斗の毎朝乗る電車では、いつも目の前に美少女が立つ。 話す事はないが、海斗が一方的にチラチラと見ては、顔をニヤつかせる。そんな関係の2人だった筈が、それはある事をキッカケ…

世界で唯一、魔法を有する者が生まれる アルティス王国。 王国唯一の公爵家の長女、 フェアリア・ストゥディウムは ある年からずっと仮面をつけ続けるようになり 社交界では『醜い』『見…

王国にいるいろんな人を描いたオムニバス群像劇。 ～酒場のオヤジによる世界観説明（チュートリアル）～ エリンダス王国は大陸一の大きさを誇る最も進んだ国である。まさしく理想の国家…

時計天下は魔法界でトップクラスの実力者。しかしトップにはほど遠い。 トップクラスとトップには大きな隔たりがある。自他共に認める最強の幼馴染みの灯火エマメリアの横に並び立つには弱す…

「－－くんはこの世界が何色に見える？」 「私はこの世界は赤いと思うよ」 　親に蒸発され、貧しく多忙な日々を送っている僕と妹。そんな僕に近頃彼女ができた。しかしながら舞い上がるわ…

聖黎歴364年。 果てしなき大地は人間域と魔族域に分たれ、 人族、魔族の二つの種族によって、互いに一歩と退かぬ終わりなき闘争が繰り広げられていた。 そして人間域の最大勢力である…

　嵐の夜に起きた惨劇は、否が応にも青年を闇の世界へと突き落とした。 　ソールズベリーの平原に聳え立つ謎の石柱群を調査中だったシェプリーは、師であるエンジェルを何者かによって殺害…

黒澤飛村は戦争を愛し、戦術を愛し、名将を愛する一人の歴史教師だった。 だがある日、彼は転生し、ヒムラと言う少年に憑依してしまった。 異世界で楽しい冒険者ライフか！？と思ったのも…

川べりに一人、男が立っていた。通りかかる人々に声をかけられるが、男は言う。 「少なくとも俺はそいつじゃない」 男の正体とは？川べりに立つ男が待つものとは？男と会話する人はいったい…

「生涯大切にする」妻との約束も守れぬまま、英治は暗殺された。転じた世界に妻も居るのか。生きる目的への新たな戦いが始まる。 太正十一年。帝国陸軍中将、兒島英治は凶刃に倒れた。生涯…

思い返すに「父」はコダワリの人だったが、ピントが何処かズレていたと思う。 ズレ具合がよく似ていると言われる「私」は、平凡な一般人を自負してはいるが、一般人でもそれなりに波風は立つ…

戦場の申し子な王子を止める、そのために同じ戦場に立つ私の話。（※重複投稿作品）リィズ・ブランディシュカ