「体 短編」を含む小説

幼馴染に告白される。ずっと一緒にいて、けれど今は遠い女の子。──その時一体、どう返せば良いのだろう。

なぜ覚えたのかもわからない幼少の頃の記憶が、その後の人生の要所で何度も蘇ることがある。意味があるとも思えない中立的で個人的な心象風景のなかに、人は曖昧なものごとの解釈を委ねて長い…

惑星エコー。その星には高度な知性を持った文明が二通りに存在していた。しかし彼らはそれぞれの最高技術をもってしても互いを観測しえないほど異なる領域に生きていた。 それは距離的な遠さ…

宇宙生命体からAV撮影の発注を受けたAV制作会社。 撮るべくは官能的な映像。 彼らの姿はグレイ型か、人型か、イカ型か。 なんと予想もしない球体のエイリアンだった。 撮影クルーは果…

遥かな星へと移住者を乗せて進む船。 非常アラームで起こされた、とある搭乗者の運命。 思い付き短編その１。 SF的な設定で書いたお話です。 カクヨムにお世話になった記…

この小説を読んでみた人感想聞かせて いただきたいです(^^) 初めて作る小説１号 「はじめまして。 私の名前は…今はわからないです。 そうですねぇ…。 管理者とお呼びください…

ある夜、私はたまたま出会って飲んだKと夜を共に過ごした。 それからKのことが忘れられなくて――。 『KAC2020 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2020～』…

僕は四年に一度、皮を脱ぐ。皮を抜けば新しい体になって、あいつとももっと遊べると思うんだ。そいつもきっと、待っててくれるはずなんだ。

KAC2020：お題 「四年に一度」 四年に一度、僕らは環境に適応する為、体の中に埋め込んだ図形楽譜のフィルムを交換する必要がある。そんな世界の普通の男女の人生の一幕。

　座敷は広い。二十畳ほどあろうか。そのあちらこちらに、布にくるまって眠る人影がある。大きい者や小さい者。体を横に向けあるいは背中を丸め、誰も顔を見せない。男か女かも分からない。幾…

彼女のことはよく知らない。 彼女も私のことはよく知らないだろう。 だけど、私は文字を書きつけ、彼女へこっそり渡す。オフィスで、目線を交わす。彼女の家で、体を重ねる。

エッセイというほど上等じゃない ポエムというほど上品じゃない 随筆というほど上質じゃない 日常で思ったこと 本を読んで考えたこと 友達と話して気づいたこと そんな下らないごく一般…

夜になると嫌でも思い出すのは、ギラギラとした不健康な都会の夜景。 どこまでも膨張して、私を縛り付ける、あの不快な光。 大人だって、両手をいっぱい広げなければ抱えられないあの光を、…

電子知性体が繁栄を謳歌している遠未来。『人類絶滅装置』は全力を尽くして人類の最後の生き残り、リンダを始末しようとするが失敗。『人類絶滅装置』は最後の手段として、生体義体を纏いリン…

人生に見切りをつけ、自ら崖に身を投げた女性は成仏に失敗、幽霊となってしまう。 なぜ自分は成仏できなかったのか。これからどうすればいいのか。そもそも死後の意味とはなんなのか。 …

交換日記ならぬ交換ブログをつけ合っている俺たち。 そこに立ちはだかるは知的地球外生命体ミャー君の影。 ミャー君の運命は今、俺たち二人に握られている。

宇宙を越えてはや数百万光年。 調査隊はついに知的生命体が住む星を見つけ、1人の隊員が斥候として異星の調査に降り立った。 そこで彼は知的生命体のものではない"巨大生物の巣"を発見し…

私が悪夢を見る時は、いつも灰色のドロドロが体の中に入ってきます。ドロドロのせいで見た夢を書いていこうと思います。