「あの☂」を含む小説

25歳になり、同窓会で高校に集まった僕達。 ひとつひとつの風景に、消えない、苦い思い出が重なる。 長期連載作品に行き詰まった作者が描く、３話完結のショートストーリー。

僕はアップライトピアノを買った。あのひとに——兄の妻の真知子に届けるために。 ※以前別名義で公開していたものの改稿版です。

同じスポーツクラブに通っている崚弥に片思いをしている渚。 それぞれ違う学校に通っている二人だが、崚弥の学校の運動会の応援に誘われて観に行く事になった渚は、自転車を走らせる。

新刊は兄弟BLの掌編集です。 兄に嫌われているのを分かっていながら意識するのをやめられない弟の楊が、ある日買い物の途中で知らない男性にナンパされる「綿が散るほど破けばいい」 …

脳裏にへばりつく、学生の頃好きだった女の子が事故にあった記憶。なので地元には帰省しなかったのだが、息子を連れて帰省することに。すると息子の様子がおかしくなったように感じる。

「だってさ、忘れちゃったんだからしょうがないよ」 恋人の透からそう言われ、約束を何度も破られたユイ。「次はちゃんと覚えてるから」と言うその言葉に、ユイは「うん」と頷くが、ユイの…

久しぶりに渋谷駅に降り立った宏樹は、友人に連れられて、坂道の途中の路地にあるＪＫガールズバーにやって来た。 そこで出会ったのは、３年前のあの彼女。１１月１１日にちなむイベントで、…

志願変更で仕方なく興味のない高校に入学したゆみこ。そこで初めてのライブハウス、酒、恋愛、三角関係、トラブルに巻き込まれながらも必死で高校生活を乗り越えようとする。

どうせなら、笑ってサヨナラしよう。 それでも残ってしまう感情は、無理して捨てなくていいんだって――あの日、初めて気づいたんだ。

　んー、今日がハタチの誕生日だから？　それでみんなプレゼント持ってきてくれたの？　ありがとう。 　りくくんは……あっ、私が欲しかったモンブランケーキだ。高かったでしょ。だってそ…

　ある日、私達の世界に夜が消失した。 　常に太陽が私たちの世界を明るく照らし星空を見ることは無くなった。 　そして空から飛来してきた『ホシ』と呼ばれる異形は私達の住む世界を襲撃し…

私が毎週乗る新幹線で、いつも見る美しい横顔のあの人がいつの間にか気になっていた。

　佐崎澄泉は、席替えで密かに憧れている小山ひかげの１つ後ろの席になった。 　プリントを貰う時に指先が一瞬触れる、小テストの時に少しお喋りをする。 　隣の席では味わえないそんな数々…

　僕と彼女は、ある「約束」をした。 　しかし、離れ離れになって月日は流れ―― 　僕は約束を守ることができるのか？ ※現代ドラマか恋愛かで迷ったので恋愛ジャンルで登録しました。 …

本作は、祐里(@yukie_miumiu)様のご著作、『ビートルズなんか大嫌い』の主人公、佐和さんの未来のお話を、祐里様のご許可のもとで書かせて頂いております。 ご著作へのリンク…

コードチェーン。透明な糸のようなものを脳と脳に繋げ。他者の記憶を共有できる品物。 雪山で、少女が薄着と裸足で歩いている。映像が脳内で毎晩映される事に悩む。 渡辺洋一は、脳の検査を…

　主人公の男子高校生、畠山ミライはある夜、幽霊に殺されてしまった。しかしミライは人一倍恩も恨みも返したがる人間だった！ 　怨霊化したミライは自分を殺した幽霊に立ち向かう……が、全…

貧しい少年が不幸の中で次第に「女の役割」を強制され、堕ちていく。 父を愛してしまい、心を囚われたまま、その父を亡くした少年。そんな彼に待っていたのは、「男娼」として凌辱される地獄…

あの日、二人は出会った。 会えない日々は思い出を美化させた。 再び出会ったその日から、二人の関係は澱んだものへ。 そして想いは歪んだ形へと変わる。 男の命令に、己の恋慕が…