「聞かざる」を含む小説

少年に訪れた、眠れない夜。そんなときには、柵を跳び越える羊を数えてごらんなさい。夜が安らぎの時であるように、朝を嫌いにならないように。

東京オリンピックを1年後に控えた2019年夏のある日、たかしは両親からうなぎ屋に誘われた。 軽い気持ちで付いていくと突然、結婚の意思があるのかどうか聞かれーー？

僕の妹。名前は遡 今日子(さかのぼりきょうこ)。 いや。今日子さんと呼ぶ方が呼びやすい。 人の話も聞かないし、愛は重たいし、変な力使うし、結構ぶっ飛んだ妹。そんな今日子さん。だけ…

「なぁ、お前さ…気になってる奴いる？」 そう好きな人に聞かれてドキドキしない人なんて居ないと思う。 私は少しの期待と勇気を持って呼び出された場所に向かったんだ。 だけど 初恋…

人生を振り返るにあたって『恋愛』というのは、かくも心を揺さぶるものだったのかと今更ながらに感じておりまして、この度はお目汚しとは思いますが自分語りをしてみたくなって此処へ参った次…

よその部署のヘルプという一仕事を終えて帰ろうとしたら、突然魔法陣が現れてどこぞの城へと『女神の化身』として召喚されたわたし。 すると、いきなり「お前が女神の化身か。まあまあの顔…

スチームパンクな世界の群像劇。自分を魚だと言い張る少女の人生を彼女に関わる男たちの視点から書いています。

孫娘が熱を出した。 祖父は薬を飲ませようとしたが、孫は嫌だという。 祖父は話を聞かせることにした。 孫娘は祖父の話が大好きだった。話が面白かったら薬を飲むと言った。 祖父が話した…

私は孤独のような、気分で。 もう誰も信じられなくて。 だけど 親の私以上に怒ってくれた教師 腹の探り合いもなく。 聞かれたことに答える 嘘は言えない 子供からLINEももらって …

寝落ちできるようなほっこりと優しい絵本のような童話のような作品を書いてみました。

吸血鬼と人間のハーフが、吸血鬼として生きる場合は１８歳になるまでに、血の味を覚えなくてはならなかった。 母は、物心ついた時には亡くなっていて、父からの情報しか聞かずに育ったニアナ…

とある高校の昼食時…ヒナの友達、コトリがこんな話を聞かせる。 「ねぇ、知ってる？どこかにある島国…インコらんどのお話。ジャンボセキセイインコが王様で、人間が奴隷の様に働かされる国…

大学の風習や民話を研究しているサークルでとある地方に泊まり込みの調査にやってきた。企画者の教授を筆頭に旅行気分で楽しむ一行は宿に泊まる。 しかし翌日、惨殺死体が発見された。人が亡…

※なお、断られれば村の至る所に災いあり。ぶん殴ってでも言うことを聞かせろ。

1月1日、アナタの初夢は？ 最近、聞かなくなった縁起がいい初夢って・・・

アラサーOLの美月はおひとり様で寂しく聖夜を迎えようと帰宅したところ、空き巣と遭遇し刺されてしまう。みじめな人生だったと悔いながら意識を失い、目が覚めたら体が半透明の幽霊になって…

『文化の日』の駅前のイベントにやってきた僕達だったが、人混みにのまれてみんなとバラバラになってしまった。気が付くと地主神『長月』様の占い出店があり、暇そうなので占ってもらうと………

天才的な数学センスを持っている”友達”。 彼はある日を境に、誰とも口を聞かずにひたすら計算を続けるようになってしまう。 彼は何の計算をしているのだろうか。 「僕は、証明したいん…

　大好きなユーミンの曲・真夏の夜の夢を聴くうちに浮かんできた物語です。小さい頃は、なんの歌なのかさっぱりわからなかったけど、大きくなってようやく、今まで歌に表現されるような経験は…

ボドゲ部（仮）で一緒に遊んでくれる大須さん。十二月の帰り道、彼女から突然「二十四日空いてる？」と聞かれて焦ったけれど、それは彼女のお兄さんからのボドゲのお誘いだった。 結局二十五…