「残骸」を含む小説

人間が死んだ時、生前に強く思っていた殺意や恨みがこの世に残り続けることがある。 そういった魂の残骸がある程度集まると『怨霊』となり、社会に害をもたらす。 人々の恐怖心に応じて、『…

独居老人の恒子は友人の勧めでミニひまわりを育てることにした。 満開に花を咲かせるひまわりに、水を求めて恒子の家へやって来る下校中の小学生達は目を輝かせる。 浮足だってしまうほどの…

宇宙船に乗った十人の船員たちは、恐ろしい光景を目の当たりにする。その一人、シンメン・サトリが言う。「何だ、これ…」そこには、今まで宇宙へ飛び立ったすべての宇宙船の残骸の山が…。

なんかハードディスクの奥で眠っていた、 自分でも覚えていないような小説とかの残骸を置いておくためのコーナーです。 読んでみて『面白そうだったのになあ』というものを並べていきます。…

オカルト、それは魑魅魍魎や魔物が跋扈し導具が飛び交うダークメルヘンでダークファンタジーな世界観でもある。 準オムニバス形式なとこで展開される暗黒伝奇！ここに開幕せざるを得ない…

資源の枯渇しエネルギー資源に困窮する中、突如エイリアンが襲来した。人類は甚大な被害を出しながらも、エイリアンの体液が新たな資源となることを発見した。新資源によって行き詰っていた人…

　【螢惑守心の煌仙子《けいこくしゅしんのスプリガン》】 　十七年前、国に忠誠を誓い、命を懸けて護国のために戦ってきた常勝軍が、一夜にして壊滅した。 　戦場はあまりに悲惨で、何かに…

軍を定年し、宇宙の航路帯におけるスペースデブリ回収を主に担う航路公団に再就職したエリーの所属するサルベージ船はある日、航路帯付近を漂流するデブリの回収を指示される。目標を発見し、…

～スマホ社会～ 醜い人生を送り続けた男は、遂に人間の最低辺に堕ちる。ドン底でやっと見出だしたのは世間の為に「善く生きる」ということ。だが世間は彼に更生の余地すら与えない。見放さ…

　人々から恐れられる存在……『終焉の魔女』ことシャルナ。 　彼女の夢……それは結婚。 　悲しい現実と理想との狭間で苦しむシャルナを側で見守り続ける一匹の黒猫の存在があった。 …

　地球の生存競争に敗北した【人間】と、今や地球の九割以上を支配する生物——【バケモノ】。 　百年以上をかけて力を得た人間が、バケモノから生存権を奪うために立ち上がる……。 　故…

ここに納められているのは全て始まりを迎えられなかった物語です。全てあるべき始まりも与えられず、また辿るべき導を失った物語たちです。もはや世界の残骸は消え去ろうとしています。どうか…

自主企画「同題異話・四月号　　さよならを忘れて」参加　卒業することを忘れた高度経済成長期の残骸、会社に対する帰属意識なんかそもそも持たない若手。報われる日が来るのではないかと願い…

終わった物語の残骸に過ぎないのだとしても。

人類は失敗によって、人類は一度滅んだ。 その記録があっても、また滅んだ。 学べど、学べど。高い知能を持った生物は自ら身を滅ぼしていく。 少年少女はそんな時代に生まれた。 絶望と残…

「衆生」、それはこの世界に蔓延る「命の残骸」。 高原天曇は本人も自称するほどの、そこら中に転がっている普通の高校生。だが同時に、人知れず「衆生」を討滅する機関「トライ・エラー」の…

噴き出す蒸気、そこは技術の最先端。舞い散る虹の粒子、それは始まりの元素たるエーテルの残滓。 くるくる回る歯車。駆動する技術の塊。暗礁に乗り上げた巨大な船の残骸に築かれた都市は、今…

戦争がもたらした悪魔の残骸、それは人々の中に深く刻み込まれる傷跡 それを抑えることはできない。

”異世界転生モノの残骸”が、責務を果たせなかった魔王を拾って、やり直す話。 ※気が向いたら書く程度なので、不定期更新