「幻想 色」を含む小説

これは敢えて言うなればイメージであり、ビジョン。 オーロラのように、ゆらゆらとうつりゆく甘い夢に溺れる人々の群像劇。 しかし、所詮これはすべて夢なのですよ。

あの地とこの世のはざまを舞台にした、ちょっと不思議な物語。 切ないお話ですが、気分転換したい時に、ぜひどうぞ。【短編4300字】 冬の海。たそがれ色の砂浜で、アオイは胸が高なる…

　想像したものが現実となる。その力の源である万能粒子を人々は『テイル』と呼んだ。――人々はそれを力として使い戦争を起こすに至ってしまった。 　人々は地獄と化した世界を救う救世主を…

平成最後の春分の日、SID-1が黄金色に輝く荘厳な不思議な飛行物体を捉えた。春分の日の奇跡か？ この不思議な綺麗な物体を、あえて火の鳥と呼びたい。 それは突如現れた金色に輝く…

時々、夢を見るんです。 何もかもが、琥珀色の夢－－ 小説家になろう様、アルファポリス様、ノベルバ様、エブリスタ様、NOVELDAYS様でも公開させていただいております。

後半に自信があるのでよければ最後まで見ていただけると幸いです。また、批評や言葉の間違いなどをいただければ嬉しいです。

喫茶、三毛猫。 古ぼけた深緑の汽車が、ソーダ水の海と湿地を抜けた先。 その喫茶店の屋根は、ちょっとした庭になっている。赤茶けた伸び放題の枯草が、一面を覆っているのだ。濃いピンク…

あのときも、甘い乳の雫をぽとりと落としましたような、美しい梔子が咲いていました。 舞台は、くちなしの香りが仄かに漂う北国の古い邸。 現在の家主であるミーシャのもとで暮らす…

送り犬（おくりいぬ）は、日本の妖怪の一種。東北地方から九州に至るまで各地で送り犬の話は存在するが、地域によっては犬ではなく狼であったり、その行動に若干の違いがある。単に山犬（やま…

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16818093083068096599 　日本舞台だ…

初投稿です。 雪景色の中に突然現れた少女。不思議な気持ちで語りあう二人が伝える思いとは、、、 （重複投稿です）

小瓶に入ることを選んだ女学生の少女が、金平糖になるまでのお話。 ※「GirlsLoveFestival 28」で頒布した一次創作同人誌『百合色の結晶』に収録していた小説です。 …

アリサは、あるとき不思議な夢の中で目を覚ます。 それは、不思議の国のアリスを模した誰かの夢だった。 この世界でなすべきことをなざねばならないと、オレンジ色の毛並みをしたウサギは言…

現代社会。大きくもない小さくもないそんな瀬名市で一人の職人に拾われた二組の双子。 苗字が一緒のこと、戸籍がないこと、4人全員それとなく似ていること。 …………そして4人身体の各所…

僕は洞窟に空の絵を描く。 僕の一筆で、彼らは笑顔を浮かべた。 僕の一筆で、彼らは感嘆の声を上げた。 そして僕の一筆で、彼らは死ぬのだ。 これは、空の青さに呑まれた僕と、翡翠色に…

ある日、溢れかえる川の流れに、私は『あれ』を見た―― 小説家になろう様、アルファポリス様、ノベルバ様、エブリスタ様、セルバンテス様でも公開させていただいております。

幻想の庭には無数の果実が成っている。 でも、どうして私の果実は、こんなにも色が違うのだろう。 ああ、腐っている。腐っている。 なろうとの重複投稿です。

永遠に雨が降りつづける小さな都市国家、その名も「雨の街」。 十五歳の少女・結原ヒカリは、六年前に記憶を失くし、その街で拾われた。 雨の街では食料の大部分を隣国である「風の色」か…

単発のファンタジー短編集。随時更新。 ※19/4/17 読みやすいよう、シーンごとに小分けにしました。 ◆時計塔のリリス “もうすぐ時計塔が止まり、人の世界が終わってしまう”…

「皐月、不思議な匂いがする。温泉、みたいな？」 　瑛太がくんと鼻を鳴らす。皐月は慌てて紅紫色のマフラーを鼻までたくしあげた……。 ゆきのまち幻想文学賞、最終選考に残していただい…