「害虫」を含む小説

時は流れ、文明は発展し、人類は樹齢一千年を超えるいわゆる大木と会話することに成功する。一見、温厚に見えた大木たちだったが、人類に対して恨みを持ち、静かに復讐を進めていった。

何処にでもある戦争。 我が都を守るため、害虫との戦いが今、始まる。

美味しい手料理を彼のために作ってあげる――そんな夢を毎日見る女性。 しかし現実世界で待つのは、一人ぼっちのマンションの部屋。 そんな彼女の前に突然現れたのは……？

　もうすぐ真夏だというのに雪のような白い結晶がちらつく。それは世界に起きている害のない怪奇現象だった。ある日ヨハクがマンガ喫茶に入ったとき、突如強烈な眠気に襲われる。それと時を同…

春先から初夏にかけて、行動が活発化する彼女たち。またひとり、新たな女王が勢力拡大に乗り出そうとする。それを何とか阻止しようとする主婦。種族の繁栄と洗濯物の干場をかけた壮絶（！？）…

　と、今更もし言えても、仕方が無いと言えば無いのだが。第一、とうの昔に過ぎ去った話だし、また会いたいなんてこれっぽっちも思っちゃいない。 　――……どーも。木元です。ふと、昔の…

起きてもすぐに夢だという認識ができない。飛び起きてもそれを夢だとは思っていなくてふとした日常で思い出して初めてソレが夢だと気づく。前歯が落ちた夢は特に多すぎるので前歯ないとか思っ…

【あらすじ】　 　人類の生活圏から遠く離れた地に生息する害虫、『イービル』……。 　ムカデに似た巨軀をくねらせ、有機物無機物、動くもの全てを見境無く喰らう忌まわしい害虫が地中から…

　田舎で鍛冶屋をしている青年アーウィンはある日、巨漢から逃げる少女エリナを成り行きで助けるが、エリナは害虫が湧く呪いをかけたとして迫害を受けた魔女の村、イーリアの生き残りだった。…

エクなレアの発売を記念して、百合短編集をまとめてみました。一時間毎に予約で更新。 《一覧》 〜ガールズトーク〜 ①遺伝射たんれば ②リカのお遊戯 ③先輩と過ごす時間の価値 ④手の…

明四津日乃出は自宅警備員である。 この職に就いたのは８年以上前。今年３１歳になる日乃出の自宅警備員としての腕前は、既にベテランと呼べる域に達していた。 築７０年を超える自宅には…

誠心誠意打ち込んで作ったゲームアプリ、インセクタイセンの終了が決まり、ついでに開発会社の倒産も決まり、失意のうちにやけ酒を煽る主人公。インセクタイセンに美少女の皮をかぶせたもろパ…

二千二十年代、ある害虫の世界的氾濫によりコーヒー豆の失われた世界。 東京の地下でひっそりと、本物のコーヒーを出す喫茶店があった。 往年と変わらない価格のコーヒーを、一体どこから仕…

一話完結の読み切りの物語をまとめたものです。 当初「童話風・昔話風」をテーマにした読み切り集にしようとしていたこともあり、それっぽい話が割合的に多いかもしれません。 ※物語は…

医学博士の家に書生として住む青年・龍元。ある日、博士の一人娘・真雪の家庭教師を依頼される。真雪は日本人形のような美しさを持つ娘だったが、西洋かぶれの父親の命令で、着物を着ることを…

毎回登場人物が最後極道になる。

本を食べてしまう害虫に、紙魚（しみ）という虫がいます。銀色の体をしているので、「雲母虫」とも呼ばれています。雲母虫は、きらむしとか、きららむしと読みます。そんな害虫の詩を作りまし…