「実は知ってます 短編」を含む小説

伯爵令嬢エルデガルドは、ある夜会で婚約者のダメヤンに婚約破棄を突きつけられた。 彼が浮気をしているのを知っていたから返り討ちにしてやろうとしていたのに、エルデガルドが浮気の証拠を…

七夕の日、文則は一枚の短冊に目を通す。 そこには自身の死を望む文言が書かれていた。 「ユヅキは俺に早く死ねと？」 「ちょっと違う。アタシが希死念慮強めなのはフミ君も知っているで…

「なんか、夜な夜な女の泣き声が聞こえるんだよな」 バイト先の先輩が話した、噂話のような怪談。 でもボクはその正体を知っている。そして状況はとてもまずい。なんとかしなければ―― …

弱小伯爵家三女のマーリカは王宮に仕える文官令嬢。 ある日、二十五連勤で疲労でマーリカは、文官達の激務の元凶・無能殿下こと第二王子フリードリヒの要望にキレて、彼の執務室に怒鳴り込む…

親に捨てられ、生きる希望すら失っていた七歳の少女、ヘレナはエルメスとファラートに拾われてから未来が明るくなった。ヘレナは毎日魔法の稽古と家事をこなしていき、みるみる成長していく。…

　朝起きると、スマホのパスコードを綺麗さっぱり忘れていた。某リンゴ社のスマホは十回までしかパスコードを入力できないという仕様があるため、おっちょこちょいな女子高生・深春はどえらい…

俺と、彼女と、蝉の話。

命ある人間の娘を愛してしまった魔法使いは、彼女の死の間際、ある呪いをかける。それは彼女が生まれ変わっても、必ず彼を愛すること。愛を知っているようで知らない魔法使いと、彼に翻弄され…

ここは私立舞浜学園。某ネズミの国に近いところにある学校。 偏差値は全国の高校の中でもトップを争うほどの高校の2年生「宵闇吉宗(よいやみよしむね)」は、なぜかは知らないが同じく2年…

　あたしがかけよると、お姉さまはサッとだきあげてくれました。 　ハルナお姉さま、あたしの庇護者、あたしだけのお姉さま。 　風に波打つ長い髪、しなやかな手足、美しいかんばせ。 　ユ…

　カクヨムコンテスト10【短編】が400字以上で応募できると知って「じゃあ、400字ちょうどで書けるかな？」と考えて、試しに書いてみました。 　400字で語られる日常に潜む恐怖を…

テルとアキラは売れない芸人。 今日も今日とて、コントを考える。 設定を考えて、場所を考えて、ボケを考えて、ツッコミを考えて・・・ようやく完成したと思ったら、現実世界で同じような…

公爵令嬢の一人娘、クルエル・メルディシアは婚約者から婚約破棄される。婚約者のヴィクトール・エルンストが、クルエルの禁書庫の存在を知ったから。クルエルの前世は腐女子で、現世では異端…

　文字通り「カクヨムを使い始めて思うこと」を、つらつらと書き綴っていきます。 　エッセイですから、順番に読む必要はありません。最初の方は飛ばして、どうぞ興味のある記事からお読みく…

自身の愛が禁断だと知って絶望した妹に起きたのは悲劇か、あるいは…… ＃匿名狂愛短編企画に参加した作品です。 26作中同率5位をいただきました。 ■企画概要 『狂愛』、すなわち過…

幸喜<こうき>と千鶴<ちづる>は婚約者である。 ある日、捨てられそうになった千羽鶴を持って帰ったところ、千羽鶴の千鶴が恩返しにやってきた。 その事をきっかけに、親が二人を婚約者…

皆さんは「輝き症候群」というのは知っているでしょうか？それはほとんどの人が知らないと思います。本作品では、その「輝き症候群」というのをざっと説明するのと、その例を取り上げていきま…

勇者と魔王が「人魔平和条約」を結んだ。それは、人類と魔族の共生を宣言する条約。人々はこれよりきたる平和を待ち望んでいた。しかし、世界を救ったはずの勇者は言った。 「この世界、いら…

高いスペックを持つ生物たちを貴方は幾つ知っている？ 本作は小説家になろうとカクヨムとアルファポリスと ノベルアップ＋で投稿しています

事件は解決しようとしていた。 探偵は犯人を推理し、犯人は驚愕の真実を語ろうとする、だが―― 犯人の語る内容は、その場の誰もが想像しえないものだった……！！ ＊＊＊ ミステリー…