タイトル[高いスペックを持つ生物たち]

絶望を超越するもの

タイトル[高いスペックを持つ生物たち]

俺たち2人の男はいつものように

学校の空き部屋で飯を食いながら話をしていた。


「今度小説を書く時に生物モチーフの能力にするつもり

だから高いスペックを持つ生物たちを教えてくれないか?」


「構わない教えよう


フンコロガシは自重の1000倍以上を転がす

パワーに加えて天体を道標に正確な方位を知る能力を

持っていて太陽神の化身として信仰されていた時すらある


ミイデラゴミムシは高度なガスの生成能力と噴射能力を持っている


ヘビは手も足も瞼も無い身体で陸海空地中樹上全ての地形に適応してる


人間は発達した汗腺による持久力と物を投擲するのに適した肩を持つ


テッポウエビは指パッチンで時速100kmの

4400度の落雷よりも騒音を放つプラズマ衝撃波を放てる


コモドドラゴンは毒性と強度を両立した牙、

強力な尻尾、皮骨による防御力、鋭敏な嗅覚、強力な免疫を持つ


モンハナシャコは円偏光の回転方向を

識別できる眼とキャビテーションを起こすほどのパンチを持つ


菌を使って武装 ヤク中化 略奪 農業 社会性 

超巨大コロニー 高い毒性 人間が瞬きする間に

五千回は顎を開閉出来るその他様々な特徴を持つ種がアリである


クマムシは放射線による損傷を上回る再生能力

-273℃〜100℃耐える耐性真空から75,000気圧の耐性

アルコールなどの有機溶媒への暴露など凄まじい耐性を持っている


オニボウズギスは滅多に獲物に出会えない

深海で暮らしてるから自分よりでかい魚でも飲み込める


地下数km有機物無機物ともにエネルギー源は乏しく

分裂の間隔は20世紀それでも生きているそれが地下圏微生物などなどだ


ちなみに嘘か真か全ての生き物は高スペックな特技を持っていると

考える科学者もいる熾烈な生存競争を生き残ってきた生物はみんな凄いんだ

まあ環境の変化で高スペックだった特徴が足枷になる場合もあるし

生き残るのに高スペックが必要ない環境だと低スペックな生物になるだがな」


「成る程ありがとうございました」


「どういたしまして」


そうして二人は飯を食って教室に向かった。

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