「吸血鬼（人外）」を含む小説

血液がコウモリになる少女。彼女が生む血のコウモリは先読みの力があるとして重宝されていた。 王族と聖女に血を求められ続ける少女は、生きるに値するいいことを求めている。 ＊＊＊ ノ…

　人外に満ち、人間が食料にされる未来。〈時間凍結容器：タイムカプセル〉で眠るニンゲンを衝動買いした〈死吸血鬼：ヴァンデッド〉は、その女におぼえた既視感が気になり、喰わずに飼うこと…

弱点なしのヴァンパイア！？ 人間の世界でのんびり生活をしていたヴァンパイアのシャルルだったが、人間との共存をよく思わない者たちによって襲撃を受ける…！？

人の生き血をすするブラッディー族と人類の最終決戦――。 本作は『カクヨム』様にも掲載しております。

舞台は近代ドイツのとある地方。大戦の気配が近づく時代。 美しく、心優しく、誠実だと謳われた神父コンラートは、教会への襲撃によって辱められ「殺された」。 彼を慕っていた元盗賊のヴ…

　生き血を啜る化物であることを隠しながら、とある街を伯爵として治めている「僕」。 　ある晩、気まぐれに外へ出た「僕」は、屋根の上から一人の路上生活をしている少女を見かけた。 　…

「これは、アンデッドなんかに絶対に負けたりしない聖職者たちの即堕ち物語」 百年前、S級聖騎士に討ち取られた天才魔術師エル・マクシミリアンは死の間際、自身に呪いをかけた。それは死…

朝から晩まで“罪と罰”の話をしていたジェレミーがいなくなり、いつものふたり（ニックは無視）の教会の日常生活が戻ってきたはずだった。 そんな中、教会に姿を現したのは、ディーンの“４…

　近未来。奈落禍――「フォールダウン」と呼ばれる同時多発的大怪奇現象により、世界を形作る陰陽属性が反転し、あの世がこの世に雪崩れ込んできた世界。人間の他にエルフやドワーフ、悪魔族…

幸せの絶頂だった‘僕’。だが、プロポーズをした彼女は吸血鬼であり…… 百百百百さん編 境界アンソロジー『／』(2022)寄稿作品

こちら前回のもももの庭の物語にエントリーさせていただいた作品、「不夜城砦の吸血鬼」（https://kakuyomu.jp/works/16817330649524246694）…

モンスターは、架空の存在ではない。人間を襲い、そして食べる。だから排除しなくてはならない存在だ。そのために、エクソシストが尽力している。 そう社会の授業で習うが、モンスターなど見…

ニックの野郎は相変わらず図々しいし、ジェレミーのやつがあんなこと言うから…俺おかしくなっちゃったの？ 〈神慈悲〉Ⅲの閑話休題的エピソード。 回を追うごとに迷走していく（自分でも…

「もももの庭の物語」によせて書きました。

Thou shalt not flog the dog.――って、十一戒？ 魔女の誘惑をはねのけたと思ったら、教会がにわかに騒がしくなる。 今度はクリスの古巣・ボストン司教区、…

やむを得ず骨董屋で働くことになった十五歳の少年ネイト。 様々なものがひしめく店の中、彼は棺で眠る黒髪の少年人形を見つける。そして店主に言われる――吸血鬼人形クオーレが『生き返る』…

商用・非商用問わずご自由にボイス台本としてご利用ください。改変や一部分だけの利用も可能です。 ご利用の際は作品ページを紹介していただければ嬉しい限りです。

ロザリア・アーキスはとあるパーティで錬金術師とモンスターテイマーをやっていた。 ある日、恋人が仲間と浮気をしているのを見て咎めると、「器用貧乏のくせに」と反論され頭にきた彼女は離…

前回、悪魔祓いに横入りし胸に杭を打たれるも、クリスの血をもらって回復した吸血鬼〈年寄（オールド）・ニック〉。その彼がまた訪ねてきて言うことには、 「あなたの血を狙う輩が現れる」―…

「──お迎えにあがりました、マザー」 　金の瞳を潤ませて、穏やかな微笑みを浮かべながら、 　その怪物は俺をマザーと呼んだ。 　何でもない日々を過ごしていた高校生、日向彰の前に…