「また来年」を含む小説

僕たちは夏のある日だけに会える。今年もまた会って、次会うのはまた来年。そんな僕たちの切なそうで楽しい物語。

桜が咲く季節。出会いと別れと、ちょっと特別な日常。 けれどそれは決してリセットされた訳では無い。円環は途切れることなく、また次の季節へ、来年へ繋いで行く。 散る花びらに想いを込め…

たかが１レース、４７都道府県の中の１つの地域で行われたありふれた１レース、来年にはもうほとんどの人の記憶から忘れ去られているレースかもしれない。それが幸か不幸か１人の選手の人生を…

平民でありながら名門ハーツ学院の特待生になったアリオンは学費免除の代償として学院長から依頼(課題)を出された。 依頼の内容はある貴族令嬢の家庭教師をつとめて来年の学院入試に合格…

※第一章のみの投稿となります。 神秘を以て神秘から人類を守る彼らを、人々はメイジャーと呼んだ—— 人類を苦しめた魔獣大戦。それは最終的に2人のメイジャー、ゲンとロイの命を賭し…

　身内の不幸続きのトラウマのせいで夜崎煌月（やざきこうが）は、一つ下の後輩、朝霧陽菜乃（あさぎりひなの）に告白する機会を逃していた。来年の卒業式までに……と思っていた矢先、煌月と…

秋や春が短くなったと思いきや、本冬は秋との境目が曖昧で長かったですね。 はっきりさせない方がいいこともあります。 これ来年に困るタイトルの付け方だな、これ。 勢いでいつも生きて…

「バカとは関わるな」なんて言葉を良く見かけます。 では、否応なく関わらなければならない環境にいる場合はどうすればいいのかと投げかけると決まって「できるだけ距離を置こう」や「上手に…

去年は二人で来た。 だけど、病気が見つかり、治療したが。

義理の兄になる予定のヨシハルさんと二人で飲みに行った。 姉ちゃんには内緒にしておきたい話。 僕：シュウ。二十歳。姉ちゃんとの二人暮らしから一人暮らしを始めた ヨシハル：通称…

来年受験生の僕。 境内にある”思いのまま”の名のある梅の木の前に立った。 木が僕に話かける。 お前は赤かそれとも白か。

ハルとツカサは、都内女子校に通う普通の高校生。 ７月７日の七夕に互いの想いを確認したふたりは晴れて付き合うことに。 だけど訳アリのふたりが将来結ばれることはない。 恋人同士…

　綺麗な黒髪に、つぶらな漆黒の瞳。可愛い顔立ちに、少し幼さがあるが端正な顔をしていた。 　左目の下にはホクロがあり、無口なためミステリアスな雰囲気を醸し出している。 　見た目…

俺は海馬爽。こんなさわやかな名前してるけど絶賛引きこもり中。 高校も２年目来年には受験がある。 不登校の俺は勉強なんかできるはずもない。 だが大学には行きたい。なんせこのご時世高…

小学四年生の夏、千晴三葉（チセ ミヨウ）は祖母の家に預けられることとなる。 都会っ子の美葉には、自然ばかりの田舎は刺激が少なく、退屈で静か過ぎた。 そんな時、美葉の目に止まったの…

・あらすじ 本来統治していた神が居なくなってしまい、怪異と人間の住んでいる世界が曖昧になり始めた琴吹町という田舎町が舞台。 怪異が視える男子高校生『八代雅雪』を中心に、その町に住…

　「高校の制服がスカートだった件」のサイドストーリーです。元作読まなくても、楽しめるようにしていますので、本作から読んでいただいても大丈夫です。 　主人公：百田光貴が通う白石高校…

更科瑠璃には伽羅という秘密の友達がいる。だが鬼である伽羅と会えるのは節分の日だけ。その日、神様にふたりの相撲を奉納することで瑠璃と伽羅はまた来年会うことが許される。僅かな時間の中…

上司のパワハラに悩み、思い詰めた「私」は、小さな老人や巨大な赤子、空を駆ける白狐や龍といった、おかしなモノたちが見えるようになっていた。 冬の夜、公園の木の上で眠っていた鬼神が落…

◆あらすじ 「ゆう兄ちゃんが元気になるまで、毎日お世話してあげるねっ」 コールドスリープから目を覚ますと幼馴染が”でっかく”なっていた！？ 歳の差《逆転》ラブコメ、開幕──── …