君の隣に立ちたいだけなのに〜自分に自信がないが実はモテている少年が、イケメン幼なじみに溺愛されています〜

若葉有紗

序章 始まりの物語

零話

 綺麗な黒髪に、つぶらな漆黒の瞳。可愛い顔立ちに、少し幼さがあるが端正な顔をしていた。左目の下にはホクロがあり、無口なためミステリアスな雰囲気を醸し出している。


 その実、本当はただのコミュ障である。高校二年生で、名前は大久保陸。見た目もよく困っている人に、手を差し伸べたりして実はモテる。


 幼稚園の時は、周りを引っ張っていく活発な性格だった。しかし、幼なじみのとしくんが自分に何も言わずにいなくなってしまったことで自分に自信がなくなってしまっていた。


 そこにクラスのイケメンの田口俊幸が話しかけてくる。くっきりとした二重瞼で茶髪で、筋肉質である。その上頭もよく、誰に対しても優しく非常にモテる。


 最初は、こんな自分が人気者の彼と仲良くなれるはずがないと思っていた。しかし、俊幸は幼なじみのとしくんであることが判明して放課後に遊ぶようになった。


 いつの日か、陸は俊幸に幼なじみ以上の感情を抱くようになっていった。


 この物語は、自分に自信がなくなってしまった少年と、自分を偽りながらもただ純粋に一人しか見ていない少年の恋物語である。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る