人が手にした 神秘の力
その行く末に 待ち受ける
魔法使いが もたらす未来
それは破滅か 救済か
ある者は人を探し、ある者は復讐のため……。
各々が思いを秘めて旅立った先にあるのは、世界最難関と言われるメイジャーになるための試験。
3組の男女から始まるこの物語は、
主人公たちが出会いを重ねることで、幾人もの英雄たちが登場する群像劇へと進化していきます。
固有能力の描写が非常に丁寧に書き込まれており、まるでアニメのワンシーンようにイメージが鮮明に浮かんできます。
その能力に冠された名前も秀逸で、ついつい「カッコいい!」と口にしてしまいました。
登場人物が多いにも関わらず、その個性、特徴、そして心理描写が綺麗に書き分けられているので、混乱することなくキャラクターに共感できるのは素晴らしいと感じました。
現在は読み切り版ということで、とても良いところで引きになっていますが、完全版を楽しみにしています!
主人公であるジンは、いつか父親を探すために恋人のレナと。
カイとサクラは村を滅ぼされた復習のため。
それぞれの目的でメイジャー(魔法使い)の試験を受けることになる。
謎の2人、ルギオとサラに半ば上手く乗せられるような形で、仲間になって。
ところがこのメイジャー試験というのが、殺しも許されるバトルロワイヤル。ジンたちは勝ち残ることが出来るのか。
私はまだ、あらすじにも書かれているこの段階までしか拝読していませんが、とにかく人物入り乱れての戦闘が迫力だなと思いました。
メイジャーになるのは物語の通過点に過ぎないのでしょうが、こうした死闘を経て、三組の男女はその先になにを見ることになるのか。見守っていこうと思います。