「純文学・カクヨムオンリー」を含む小説

四季にそれぞれの手紙を添えて、沢山の人々へ手紙を。

一杯のコーヒーに物語を込めてみました。 短編なので、サクッと読めます。少しでもホッコリされましたら幸いです。

どんなに疲れていても、しつこく朝が訪れる。 僕は重たい僕を引きずって、「今日」を繰り返していくしか──それしか、ないのだ。

「ボーイミーツガールで恋愛じゃない」というと、多田に笑われた。 彼は、男女の友情は信じないという。 「そんなものは、この世に存在しない」 と言われて、とても傷ついた。 私には、イ…

小学校五年生のさやかは、夏休みに花屋できれいなお姉さんと知り合います。 プールに通いながら、そのお姉さんと親しくなり、お姉さんのことを想うようになってゆきます。 ところが……。

一組の夫婦。 その馴れ初めから、別れまで。 そのすべてを、彼は語るのだ。

人間は愚かだ。 いつも非合理的な判断を取る。 だからこそ、美しいのかもしれない。

理由も見当たらないのに悲しい。 涙は出ないのに、悲しい。 誰しもが経験する、その感情。 それについてのお話。

深い海の中、わたしは物思いに耽る。 ずっと一人で。わたし自身を忘れながら。 とても簡素で表面的な海のお話。 海のことなんて、文章にはとても変えられないのだから。

頑張って書いた めざせ甲子園優勝

異常な思考能力を持つ蚊エスは、感情が特出した蚊リアンと番であった。群れの一対であった二人は幸せな日々を過ごしていた。そんなある日、少ない寿命で有限に生きている中、突如妻のリアンが…

風端直斗は、負の連鎖のように大切な人を失い続け、塞ぎ込む。それでも、十八の夏、彼は『守りたいほど大切な人を探す旅』に出る。 そんな旅は、北海道で出逢った人の言葉によって、不幸と共…

お盆休みの間だけ、田舎のおばあちゃん家に泊まる僕は、夏の匂いに誘われて、君と出会う。

体に悪いものは、うまいんだ。

世界を刻む二人の会えない時間を、今この時より。

深夜2時頃、一通のメッセージを伝える通知音が鳴る。 「海へ行こう」たったその一文だけがロック画面に表示されている。 青いローバーミニクーパーに乗り込む。 こうして僕らの逃避行が…