「何から」を含む小説

神は天使ミハエルに三つの質問を出した。 結局、真理はそれほど難しいことではないのだ、と思わせてくれるトルストイの民話をもとにした一作。

　神さまからの祝福によって発展してきたトリヴァンデス国。 その国の公爵令嬢ラナベルは、幼いころのある日自身の治癒の力も大事な妹もいっぺんに失った。 　妹を失ったせいで母は…

　高校一年生の宇津呂無策は幼少期のトラウマから、無駄な努力を嫌う自称プライドのない人間になってしまった。 　そんな彼は、橘楓という女子生徒と出会う。橘は、四年間留年を続ける永遠の…

第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト 俳句の部 二十句連作部門

｢ねぇセシル。私、好きな人が出来たの。｣ ｢……え？｣ 幼い頃から何かにつけてセシリアを馬鹿にしていたモニカ。そんな彼女が一目惚れをしたようだ。 うっとりと相手について語るモニカ…

髪を切って、俺は揺らいだ。 普通とは何であるか、個性とは何であるか。誰も認めてくれなかったとしたら、恐怖に負けて身を隠してしまったら、確かにここにいるはずの「自分」はどこに行く…

剣道の全国大会で何度か優勝経験のある私は「怒ると木刀で相手を打ちのめすとても怖い校長先生」と生徒たちに噂されている。 実際の私は、稽古や試合以外の場所では、竹刀すら人に向けたこと…

あらすじ 幸せという日常を失った女性と、日常という幸せを失った男性。 そんな二人が同棲を始め、日常を過ごし始めるまでの話。 不倫がバレて離婚された女性のその後のストーリーです。…

俺こと日裏静哉はモブな人間をめざして生活をしている。 どれくらいモブかって？　成績……は将来に関係するから頑張っているが、朝は誰の目にも止まらないような時間に登校を完了し背景と同…

時には自分について語るのも悪くはありませんね。 自己アピールも、生きていくには不可欠なスキルでしょうから。 タイトルにある通り、自主企画に私が答えていくお話（？）です。

モブな私に話しかけてきた彼は何を考えているのでしょうか？

サンタさんにお願いしたいことがあるの、などと言う馬鹿みたいなことを言う、中学からの付き合いの先輩。私はこの人のことが好きだ。ずっと前、１０年前の高校一年生の時から好きだ。好きすぎ…

「君たちは何にでもなれる」 　この言葉を贈ってから１０年後、山田勉は何者かによって殺された。 　これを皮切りに山田が担任を持っていた舟木中３年Ｂ組の第７７期卒業生も、次々と殺され…

齢８０を超えた主人公、ツムラマサトシは日赤病院の207号で亡くなった。あの世へとやってきた津村はそこで一人の天使とであう。彼女に連れられるがまま、歩いて行った先にあったものとは…。

※近況ノートに挿絵（作中に登場する小物）あります。下にリンク貼っておきます。 （少々）脳内ツッコミ（脳内でとどまらない場合多数）の激しい大学2年の私、蓬田葉月は、片思い中の先輩か…

元剣聖であり、元賢者であり、元錬金術師であり、元治癒術師である転生者は千年皇国の皇子として新たに生を受ける。転生してきた目的は既に達成されており何を目的に生きればいいのかわからな…

楠木和真：くすのきかずま。目立たない非モテコミュ障の大学生。超ネガティブ思考の持ち主。浩佳から「いい人のままフェードアウト」を最善と考えている。 花宮浩佳：はなみやひろか。和真と…

いつもみんな頑張ってる（私を除く）って何事も私をのかしちゃうの。私が人に言えることじゃないのは一番わかってる。だけどね、ゆっくりでいいんだよ。って声をかけるの。私にはその声が反射…

五歳の時に男爵である父親に引き取られたセレア。 でもそれは、父がセレアを愛していたわけでも、死んだ愛人（セレア母）に負い目があるからでもなく、セレアが聖女が持つ浄化能力を顕現させ…

「つまらない話ですが……」 そう口を開き語り始めたA子。 だがしかし、彼女が『普通』として生きてきた子供時代は『異常』なものでしか無かった── 　ある日、SNSで意気投合…