「＃祭り」を含む小説

「なにからなにまで喋った。でも一つだけ喋れんかった」 「好きって言葉だけ言えんかった」 　――十年前の夏を、彼はずっと忘れられない。 　八月中旬、岐阜県の地元で行われた同窓会に…

とある事情でツーリングをしていた青年は、ひょんなことから某県F市にある村に足止めを食らうことになる。 気安く親切な老夫婦が、やや強引に勧める飯と酒。不意に意識を取り戻したらば白装…

子供のころのようには、もう見れない。 (※重複投稿作品)リィズ・ブランディシュカ

夏祭りに起きた老若男女を巻き込んだ悲惨な事件。容疑者に上がった森益美は世間の関心を釘付けにする特異な生活を送る人物だった。明白な証拠や自白もなく、本人否認にのまま極刑を受ける。家…

―あの夏祭りの日の夜 　俺は大きな花火の音と共に異世界へと飛ばされた― 花の国、ジラーフラ。 そこは魔法の存在する世界だった。 水魔法に土魔法、火魔法。そして光魔法に闇魔…

「存在しない夏休みの思い出大賞」という自主企画用に書きました。

存美村は、生活に困って生きられない人間たちが、ゾンビになって暮らす村。 だけどミチは例外で、物心がつく前からゾンビになっていた少女。そのせいで浮世に思い出がない。 年に一度のお…

二年ぶりの規制緩和。 十年ぶりの帰省。 十数年ぶりの幼なじみ。 二十数年ぶりの元カレ。

夏は、多くのものに 光源と影を与えてくれる。

ぼっち系男子高校生の米村春（よねむらはる）は、ひょんなことから学校をサボってしまい、乗っていた電車の終点駅まで向かってしまう。 そこで訪れた村の神社には、ケモ耳と尻尾を生やした謎…

茜は大学生。妹の皐月は小6で、幼なじみの高校生、哲也に恋している。哲也の従弟で皐月のクラスメイト凜人をだしにして、哲也を祭りに同行させることに成功した皐月。茜も保護者として祭りへ…

高校三年の夏。須崎と神谷は連れ立って『夏の清姫祭り』を見物しに行く。そこで二人が見たものが『清姫の浄化の舞』　白い巫女装束に、豊潤な胸、白く輝く膨らみを弾く胸紐。健全な青少年は、…

夏休みの間、田舎の祖父の家に泊まりに来た兄の栄太と弟の慎也。 祭りの帰りに暗い田舎道を歩いていると、ある四辻に差し掛かる。 ふと一つの道の奥を見てみると、暗闇の向こうから「何か」…

子だくさんな農家の三番目に産まれたエルチェは体が大きくて目つきが悪い。弟妹や近所の子供たちに頼られて、家業にバイトにといそしんでいるけれど、祭りの日に出会った少年と関わるようにな…

　母親の入院した病院の屋上で、昴は自称神様と出会う。少女の姿をした、自称神様は、彼に願いごとを叶えてあげると言う。 　昴はそれを信じられないまま、今日も少女との邂逅をする。 　七…

読みやすさを優先するため、漢検3級以上程度の漢字についてはふりがなを振っています [あらすじ] 数年ぶりに地元を訪れた花凛（かりん）。目的は友人の日夏（ひなつ）に会うことと、地元…

　僕と友達のタケちゃん、シンは公民館からの帰り道、茂みの中からお祭りのお囃子のような音が聞こえてきて……。 　たぬきばやし（ばかばやし）を今風にアレンジしたお話です。

村の守り神と、村人との交流。 短いのでぜひ読んでみてください。

何十年もの間、おぞましき神に支配される土地。 七年に一度の祭りに、少女は贄に選ばれた。 助けるものは誰もいない。 晩秋の夜更け。少女はたった一人、神にあらがう。

踊り連を構成するのはニッと口角を上げた善人ばかり。世界を牛耳る秘密結社・フリーメイソンの都市伝説まで飛び出して。