「【ふたり】」を含む小説

この作品は、運命の糸で結ばれた若い男女の恋物語です。主人公は、東京からやってきたカメラマン志望の悠斗と、舞妓としての道を歩むあかねです。彼らは冬の京都、雪が舞う先斗町で出会い、感…

　生前、小さな悪事を積み重ねたまま死んでしまった瀬戸 卓也（せと たくや）は、地獄落ちを逃れるため、黒猫に転生する。 　その自由さに歓喜したのもつかの間、空腹で行き倒れているとこ…

藍衣菜と珠希と美紅は同じ中学出身の女子三人。 高校に入学してからは、美紅とほかのふたりは、やや疎遠気味。 そんなある日のこと。 藍衣菜といい感じだった男子・河津くんに対して、ま…

【一話完結の短編です】 王宮は敵兵に囲まれていた。 絶体絶命のピンチに、王太子のランドルフは、婚約者のイングリッドに脱出しようと呼びかける。 けれど、侯爵令嬢のイングリッドはそ…

組合戦後の海辺の公園、太宰と敦のふたりの会話。

――あぁ、これ、詰むやつ。 月明りに濡れる庭園で見つめ合う、王太子とピンク髪の男爵令嬢。 ふたりを目撃した瞬間、悪役令嬢ミレーユ・ガスタークは前世の記憶を取り戻す。 ここは恋…

森嶋歌帆は、小学生の時に自身と父母がフェリーの海難事故に遭い、その時に父母を亡くしている。 現在、フェリーに乗らなかった妹と祖母と、森嶋神社という古い神社を守って暮らしている。 …

食欲というものに縁がない太宰さんはいっぱい食べる敦君が好き。 谷崎兄妹とケーキバイキングに行った敦太ふたりのお話です。 ※ネタバレになるので詳しくは書けませんが、少々ショッキング…

あらすじ※ネタバレあり 突然心の声を聞くことができる蓮見遠矢は、高校生になっても特定の友人を作ることなく生きてきた。 ある日、花野澄香という少女と知り合う。 彼女の心の声だけはな…

オーバンとドニーがフィールドワークに出かけた町は、新しい路線の通過地点のせいで、どんどん寂れる一方な上、病が蔓延して住民がこぞっていなくなりつつあるところだった。 ふたりはフィー…

【１話完結の短編です】 ある日、主人公の俊は、幼なじみの優羽に、 「『恋愛成就の樹』の下で先輩に告白したい」 と相談される。 ふたりが住む町には『恋愛成就の樹』というものが…

ふたりの時間って、あるよね。っていう。 もう、随分と過去のことになりました。 （以前、おそらくYahoo!ブログで書いたものだったと思うのですが、その後、アメブロに引っ越し、…

【短編 2作品】 …容姿はまず白紙。 「君は美人かブスか……そんなの、単体で見ても分からないな」 …心中しよう！ 「せーので心中しようねっ！」

青年は恋人・茉莉とそっくりの女性・ジャスミンと出会った。 優等生の恋人とは対照的な魔性の女に惹かれていく……。

彩樫（アヤカシ）高等学校には一風変わった部活がある。 その名も「お悩み相談部」。 真っ直ぐなカイと少し捻くれてるサトル。 そんなふたりを明るくまとめるジンゴ。 彼らは今日も生徒た…

旭ほなみ、21歳。 大学を中退して祖父のいる田舎に越してきた彼女は、音楽を作ってインターネットに公開している人気のPである。 移住生活２か月目。 隣人のベストセラー作家・桐…

　親の再婚で義理の姉弟となった、桜と涼。 　義姉のことが好きな涼は、姉弟として接するのか、告白するべきなのか思い悩む。 　そして、桜からもらった誕生日プレゼントである、四つ葉のク…

一日ひとつの予言をくれる生首様と、そのお世話をするわたし。特に何事もないようで時々不穏で、おおむね平和。そんなふたり(?)の変わり映えのない日々の記録。 ♯novel首塚　参加…

主人公「俺」は観光先で雨に遭い、こぢんまりした古民家風の本屋を見つけ、雨宿りもかねて入る。棚からタイトルのない黒い表紙の本を手に取る。開いてみると、突然まばゆい光が発し、本を落と…

　ある日、悪魔たちがあらわれ、この世界に塔をたてた。 　悪魔の塔は、木々をからし、水をひあがらせ、病気をふりまいた。 　山育ちの少年ヤクは、塔の病におかされた姉エレナを助けるため…