ローズマリーの花言葉

石田空

第1話

 汽笛の音を耳にする。

 窓縁にもたれて、外の景色を眺めていると、だんだん湖水が近付いてくるのがわかる。


「久し振りですね、この辺りにやってくるのは」

「本当に。このところはずっと書類仕事ばかりしていたのだから、久々のフィールドワークは乙なものだ」


 ふたりはのんびりとそんな声を上げていた。

 オーバンは大学で民俗学を研究している。ドニーはその助手であった。

 ふたりが湖水地方にフィールドワークにやってきたのは他でもない。この土地にまつわる精霊伝説を調査のためだった。

 この土地では、未婚の女性が死ぬとウィリーという名の精霊になり、夜の湖水の畔で踊り明かし、その様子を見た男を死ぬまで一緒に踊らせるという。その伝承はバレエとして取り上げられたり、物語として語り継がれているが、実際問題この話がどこから来たものかは、探索が遅々として進んでいなかった。

 ウィリーはその地方を訪れた旅人の娘だったのか、結婚式を挙げる女性だったのかがはっきりしない上、その姿も逸話によって異なる。

 真っ白な雪のような肌とか、ローズマリーの花束を持って仲間を増やすとか、愛した男は殺さないとか、本当に様々で、その都度フィールドワークを重ねて、その土地の民話を解きほぐさなければいけなかった。

 そんな訳で、オーバンとドニーがやってきたのだが。

 その伝承が語られている駅に降り、ふたりは訝しがった。前に訪れたのは一年前で、そのときは牧歌的ながらも、人はそれなりにいた。たしかにここは郊外で、お世辞にも都会とは程遠い場所だったが、ここまで人がいないこともなかった。

 ふたりは不気味に思いながらも、駅員に話しかけた。


「どうかしましたか? 前はここまで静かではなかったと思いますけど」

「ああ……学者先生たち、お久し振りです。悪い時期に来ましたね」

「悪い時期……とは?」

「悪い時期は悪い時期ですよ。このところ新しい路線ができたせいで、人がなかなか来ないんです。その上、流行病まで流行っているんで、それを怖れて次から次へとここを離れていって……最悪ってもんですよ」


 それにドニーは身震いした。たしかに最悪な時期だ。流行病を持ち帰ったら大変なことになるため、最悪流行病が治まるまでこの土地から離れられないかもしれない。そう思っていたのだが、オーバンは冷静だった。


「その割にはあなたはここで働いていますね?」

「ええ。その流行病は若い女にしかかからないんですよ。ですから、男は働いているものの、女が寝込んでしまっていて。若い病気にかからなかった女はかかりたくない一心で出て行き、若い男は結婚するために出て行きと……残っている年頃の女は流行病で寝たきりになったもんばかりですよ」


 それにふたりは顔を見合わせてしまった。たしかに男女によってかかりやすい病気は違うだろうが、女だけを寝たきりにしてしまう病気なんて聞いたこともなかった。


「寝たきりってなんですか?」


 思わずドニーが聞くと、駅員も路線が増えたり人がいなくなったりで暇なんだろうか。普通に教えてくれた。


「そのまんまの意味ですよ。女が眠ったまま、起きてこないんです」


****


 ふたりは村の宿を取ると、女将が大変に歓迎してくれた。


「本当によかったよかった。なんでも食べておくれね」


 そう言ってイモのスープやら、丸パンやらをふんだんに出して歓迎してくれた。それを食べながらオーバンは尋ねる。


「この辺りは若い女性が眠ったまま起きないと伺いましたけど」

「そうなんですよ……若い子たちが皆起きなくってねえ……嫁入り前の一番綺麗な時期に寝たきりになって気の毒に」

「病気の原因はわかっているんですか?」

「一応病気ってことにはなっているんですけどねえ、お医者さんも『原因がわからない』と首を捻っているんですよ。いつかかるかわからなくって、若い子たちがこぞってここを離れてしまってね。で、結婚しようにも若い女の子たちが皆いなくなってしまったんで、男の子たちも出て行ってしまって全然帰ってこないんですよ」

「なるほど……」


 宿屋としてはあるまじき行為だが、女将も暇だったのだろう。その流行病についてあらかた教えてくれた。

 曰く、原因がわからず、ある日突然若い女が倒れてしまった。しかし普通に息はしているし生きてはいるが、全く起きない。

 曰く、それから若い女が次々倒れていったが、皆一様に原因不明。

 曰く、一度倒れて起きた女がひとりもいない。

 たしかに不気味に思って、まだその謎の病気にかかっていない若い女たちがこぞって離れる訳だった。

 そして女将はこんなこともこっそりと教えてくれた。


「関係あるかどうかはわからないけどね、最初に倒れた女の子は、都会でバレリーナをしていたんだよ。でも踊れなくなっちまって故郷のここに帰ってきた。一時期は若い男と住んでいたみたいだけど、今は母親とふたり暮らしのはずさ」


 そこまで話を聞いたら、オーバンはその母娘の元に出かけることにした。それにドニーは慌てる。


「先生、なに考えてるんですか。不謹慎じゃないですか?」

「謎の流行病に倒れた女たちだからねえ……まるでウィリーじゃないか」

「ウィリーは結婚前の女でしょうが。ここ、こんなに人口の少ない町ですのに、全員結婚が決まってたとかある訳ないでしょ」

「それを確認したくてねえ。それに、女将は気になることを言っていたから」

「……気になること? そんなこと言ってましたっけ」


 それにドニーは顎に手を当てる。オーバンは先程女将が言っていたことをメモにまとめていた。それを捲りながら告げる。


「ウィリーはウィリーの女王からローズマリーの花束をもらって、ウィリーになるんだと。最初に倒れた人も、ローズマリーの花束を受け取ったという話があるんだよ」


 バレエにもなっているウィリーの話で、こういうのがある。

 ウィリーは若くして亡くなった娘の墓場に現れ、ローズマリーの花束を供える。供えられた墓場で眠っていた若い娘は起こされ、こうしてウィリーの仲間入りを果たすのだという。

 流行病で眠っている娘にローズマリーを供えられたのだとしたら、彼女の魂は既にウィリーになってしまったと取られてもおかしくない。


「いや、それはとんだ嫌がらせではないですか? そんなことをしたら、もう誰もが彼女の完治を諦めてしまうのでは……」

「嫌がらせかどうかはわからないから、話を聞きに行こうと思っているんだよ」


 こうして、ふたりは最初に流行病になった女性の家へと尋ねていった。玄関の鈴を鳴らすと、出てきたのは年老いた女性であった。気のせいか目が落ちくぼんでしまっている。


「どなたでしょうか?」

「お嬢さんのお見舞いに来ました」


 彼女は怪訝に思いながらも、女性の元へと案内してくれた。


「この子が倒れた頃、興味本位であちこちから医者が大勢駆けつけました。奇病でしたから。ですが、それが女性にしか移らないとわかった途端に、今度は怪しい人たちが、これで娘は起きると言ってくるようになりました。ゴシップ誌もたくさんやってきて……さんざん取り上げられたのですが、結局皆いなくなりました」

「それはお気の毒に……」


 眠っている女性は、透き通るような肌に、毎日梳かしてもらっている髪は艶やかだ。そして真っ白な寝間着で眠る様は、ひどく幻想的にも見える。

 それをまじまじと眺めながら、オーバンは尋ねた。


「最近流行病が流行って寂れていると伺いました」

「はい……図書館でゴシップ誌は借りれるかと思いますよ」

「いえいえ。根掘り葉掘り聞きたいのではありません。ローズマリーの花束について、なにか思い当たる話はありませんか?」


 それに母親はあからさまに視線を泳がせていた。どうも心当たりがあるらしい。


「興信所の方ですか?」

「違います、大学で研究をしています」


 そう言って活版印刷でつくった名刺を見せたら、母親はほっとひと息ついた。


「……そうですか。彼女は倒れる前に、婚約をしていたのですよ」


 たしかに若い男と一時期暮らしていたとは、女将も教えてくれた話だ。


「ただ、相手はひどい人でした。ここは都心部からだいぶ離れた町でしょう? なんとか汽車は通っていますが、それでも二時間はかかりますから。都に、既に別の婚約者がいたんですよ」


 それに思わずオーバンとドニーは顔を見合わせてしまった。

 ウィリーを題材にしたバレエ『ジゼル』に話の筋がそっくりだったのだ。主人公のジゼルはある日現れた美丈夫アルフレドと恋に落ち、婚約を果たしたが、面白くないのはジゼルにずっと片思いをしていたヒラリオンだ。ヒラリオンはアルフレドを尾行し続けた結果、彼は実は身分詐称した他国の王子で、既に婚約者がいることを知ってしまう。ヒラリオンはジゼルが騙されていると教えるつもりだったが、結局のところ心の臓の弱かった彼女は、真実を告げられた途端にショック死してしまった。

 その彼女はウィリーの女王に招かれ、晴れてウィリーの仲間入りを果たすというのが、バレエ『ジゼル』の筋書きであった。

 しかし母親はその物語を知らないらしい。


「それで、婚約者の方は?」

「娘が倒れてから、一度も顔を見せません。薄情なんですよ」

「そういえば、そのローズマリーの花束は結局……?」

「これですか? 娘の友達がくれたものなんですよ」


 母親は「それ以上のことは、ゴシップ誌でさんざん話しましたから」と口を噤んでしまった。ふたりは丁寧に何度も母親に挨拶をしてから、その場を立ち去る。


「都の金持ちのゴシップ記事を書くために、わざわざここまで訪れたネタなんですよね、これって」


 ドニーが呟くのに、オーバンは大きく頷く。


「これを普通に『ジゼル』に当てはめるならば、あの娘さんの元を訪れた友達は男だろうね」


 素直に考えれば、都で既に婚約者のいる男に嵌められた娘を憐れんだ男友達が真実を告げ、彼女は自殺しようとした……しかしそれだけならば、どうしてこの町で若い女性が皆流行病にかかってしまったのか。


「元々ここにはウィリーの観察に来たからね。見に行ってみるか」

「やっぱり言うと思ってましたよ先生」


 ドニーは諦めた声でそう言った。どのみち本来はウィリーの民話収集に来たのだから、ここでなにかひとつで話を持って帰らなければ、ただの地方のゴシップを知っただけになってしまうのである。


****


 夜になると、オーバンとドニーは鉄のスプーンをたくさん服に入れて出かけることにした。ウィリーは幽霊なのか精霊なのか妖精なのかは、説により分かれている。精霊や妖精であったら鉄は彼らの弱点だから。幽霊の場合は利くのかどうかはわからないが、魔除けのハーブを持っていくことにした。

 ふたりで湖水に出かけていくと、そこでは大量の白い服の少女たちが踊っているのがわかった。

 音楽もなく、ウィリーの少女たちには足音もなく、ただ踊っている姿は幻想的ですらあった。ただ、湖水の波紋の音だけが響く。

 オーバンはそれを見ながら「最初のお嬢さんは?」とドニーに尋ねた。双眼鏡でできる限り遠巻きに見ている。ウィリーたちに勘付かれて、万が一湖水に突き飛ばされたら最後、こんな夜の湖水にまで誰も来ることはない。間違いなく死ぬと思って、ウィリーのことが観察できるギリギリの距離を保っていた。

 ドニーは双眼鏡で、ウィリーをひとりひとり検分しながら、最初にウィリーになった娘を探した。


「ええっと……いました。奥のウィリーの女王の隣。それがお見舞いに行った子です」

「そうか……」


 ベッドで眠っている姿は、眠り続けていてもあくまで人間の姿だと思っていたが、ウィリーになった彼女はどうだろうか。人とは思えぬ白い肌を真っ白な衣装で着飾り、延々と踊り続ける様は、もう人知を越えている。

 足の動き、手の広げ方、不確定な姿勢……たった十分踊っただけでもクタクタになってしまう踊りを、平然と汗ひとつかかずに踊り続けているのだから、もう人間から離れてしまっているんだろう。


「しかし先生……ローズマリーの花束を渡した男友達とやらは、どうして彼女にローズマリーの花束を渡してしまったんでしょう? ウィリーになって元の体に戻れなくなってしまうかもしれないのに」

「そうだね……ひとつは、彼女を永久に湖水に閉じ込めてしまいたかったのかもしれない」

「……永久に、ですか?」

「人形師は人形をつくって、そこに人間の魂を入れることで、永遠に生きて自分だけを愛してくれる存在をつくろうとした例がある。それと同じように、ウィリーになってしまったら最後、夜の湖水から出ることはできなくなる。おまけにこの辺りは寂れてしまって人だって離れてしまった」

「ええっと……」

「誰も来ない場所なんて、最終的には閉鎖されてしまう。つまり、この湖水地方は永遠にウィリーたちのものであり、彼女ももう年を取ることはない」


 ウィリーは人間ではない。ウィリーは死なない。ウィリーは年を取らない。

 まるで花を乾燥させてドライフラワーにするように、箱庭を丁寧に理想の庭木で埋め尽くすように、傍迷惑な理想を押しつけているように見える。


「それ、滅茶苦茶じゃないですか。その男友達、彼女のことをなんだと思っているんですか」


 思わずドニーは憤慨してしまうが、オーバンはどこか醒めきっていた。


「そりゃ決まっているよ。彼女に対する意趣返しさ。自分のほうが先に好きになっていたのに、よりによって都に婚約者を置いてきた最低野郎を好きになるなんて、っていう」

「たしかにどう考えても、その人が一番悪いですがね」

「なによりも……」


 オーバンがなおもなにか言おうとすると。ガサリと茂みを掻き分ける音が響いた。その無粋な音で、可憐に踊り続けていたウィリーたちの動きがピタリと止まる。その視線の先にいたのは、若い男であった。


「セレスト……!」


 そう名を呼ぶと、ウィリーの女王の隣にいたウィリーが反応する。ウィリーは彼の手を取ると、一緒に踊りはじめた。セレストと呼ばれたウィリーの動きは、とてもじゃないが人間の動きではなく、その動きに合わせて踊ると、だんだん息が乱れてくる。しかし彼女はちっとも止める気配がなかった。


「こ、これが男が見つかったら踊り疲れて死ぬまで踊らされるという奴でしょうか?」

「そうだろうね。まさか……ウィリーの伝承が伝わっている場所で、自ら飛び込んで一緒に踊る男がいるとは思いもしなかったけれど」

「でも……彼はいったい誰でしょうか? 都に戻ったきり遭っていない男? それとも……」

「多分だけれど、彼女をウィリーに変えた男は、とっくの昔に死んでいるよ」

「どうして……」

「あの母親は友達がローズマリーの花束をくれたと言ったが、それ以上はゴシップ誌に書かれていると言って口を噤んでいた」

「それは……ゴシップ誌にこの一連の出来事が載っているという意味ですよね?」

「それだけじゃない。ゴシップ誌が面白おかしく書かれたこと以上のことを、言えなかったんだろうさ。あの男、この寂れた場所に住んでいるにしては、身なりがいい」

「ああ……」


 若い男はシャツにスラックスと、簡素な格好だが、この辺りで一枚一枚家庭人が手縫いしたようなものではなくて、一流の職人がつくり上げたオーダーメイドの体にぴったりのシャツにスラックスを着こなしていたのだ。

 ウィリーと男性が踊る。見ているほうも息を飲み呼吸をするのも忘れるような、緻密で繊細な踊りだった。その分体力の消耗も激しく、本当に踊り疲れて死んでもおかしくはなかったものだったが。男性は必死に耐えてウィリーと踊り続けていた。

 やがて、湖水の向こうがだんだんと白んできた。夜明けが近付いてきたのだ。あれだけ激しく踊っていたウィリーは、名残惜しそうに男性に振り返りつつも、女王にローズマリーの花束で手を振られていく。ウィリーたちが森に帰っていくのだ。

 彼女は何度も何度も男性を振り返ったが、とうとうウィリーたちのほうへと走って行ってしまった。湖水は朝の日差しを受けて煌めき、男性は息を切らして座り込んでしまった。


「じゃあ、帰ろうか」

「帰ろうって……なにも解決してなくないですか?」

「いや、結果は充分わかったさ。これ以上はやることがない」


 オーバンにそう言われ、ドニーは口を尖らせながらも、渋々と宿へ戻ることにした。


「それにしても……結局この流行病はなんだったんですか? 人をウィリーに変えたかったってことですよね? それに最初の人以外の女の子たちも皆ウィリーにされてしまって……これ本当になにが目的だったんですかね?」

「あくまで推論になるけれど、それでよければ答えられるよ?」


 ドニーは意味がわからず、先程の幻想的な光景を頭に浮かべつつも首を捻っていたが、オーバンは既になにかを掴んでいるようだった。それにドニーは噛み付いた。


「そういえば先生は、あの最初の流行病患者に婚約者のことを教えた人は既に死んだとおっしゃってましたけど」

「そりゃそうさ。恋を終わらせられてしまったのだから、絶対に許さないだろうさ。恋は成就しようが破局しようがいずれ終わりを迎えるものだけれど、終わるタイミングくらいは自分で選ばせて欲しい。誰だって不条理に自分の恋を終わらせられたら怒るものさ」

「だから既に彼は死んでいると推測した訳ですか……なら、どうして流行病はこの三人だけでなく、区画全土を巻き込んでしまったんでしょうか?」

「……おそらくだけれど、彼女は婚約者に会えるのは最後の一回だけだと踏んだ。残りは全てウィリーとして消えるまで踊り続けないといけない。しかしこんな辺鄙な場所では、いずれは湖もなくなってしまうだろうと、彼女の男友達は考えたんだろうさ」

「……まさかと思いますけど、殺されてしまった彼は」

「……死なせてしまった彼女を、ひとりぼっちにすることができなかったんだろうさ。恋は盲目とはよく言ったものだけれど、そのせいで周りが見えなくなって、可哀想な人を増やしてしまったのさ。ウィリーだったらまだわかるよ。彼女たちは残念ながらもう、人には戻れないんだからね」


 殺されてしまった彼は、どんどん廃れていく町をどう思っていたんだろうか。

 このままでは彼女が死んだこと自体、忘れ去られてしまうと思ったら、彼は。


「町ひとつを憐れなウィリーの墓標にするなんて、それが人のすることなのかい」


 オーバンは、憤慨したように鼻息を立てた。

 ローズマリーの花言葉には「献身」「誠実」「あなたは私を蘇らせる」という意味があるらしい。とんだ花言葉を束ねられて押し付けられてしまったもんだ。


<了>

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ローズマリーの花言葉 石田空 @soraisida

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