「青春 大学」を含む小説

遠くへいきたい……。 冬の海の深い深い群青を見たい。 心が真っ青に染まるくらいの青を見たい。 虚しさと釣合うような本当に冷たい青に出会ったら、何かが変わるかもしれない。 そんな…

幼馴染同士の凛ちゃんと元ちゃん。 ずっと一緒にいた二人は、高校の卒業とともに別れを迎えた。 元がアメリカの大学に行くことを決めたからだ。 日本にいる最後の日、あの真夏の夜に、彼が…

海の向こうへいきたい男女が織りなす、ひと夏の物語。

　高校を卒業して、大学に落ちて、インフルエンザにかかって、一人ぼっちになって、骨折。最悪の春に、短歌と自動車学校と新しい友達が待っていた。 　第一回はるかな川小説大賞参加作品。

二柳あおい、45歳。中小出版社に勤務し、地方の営業所から本社に戻りチーフに抜擢されたのはいいものの、配属された先には、ひとクセふたクセある部下たちが待ち受けていた・・ 一児の母で…

　やりたいことは大学で見つけたらいいという思いで入学した泰野陽史は、実際はやりたいこともなく、ぼんやりと日々を送っている。 　そんなとき、ふと目にした大学のアルバイト掲示板の隅っ…

主人公、成瀬美和子は文系学部だけで構成されている私立椎乃川大学に入学。そこで入部したのは、文系大学なのになぜか理系の内容ばかりをやっている『理系同好会』だった。理系の内容で時には…

思えば青春とは閉塞への不断のあらがいで、あのころは誰かを傷つけないようになんて余裕はきっと誰にもなかったのだ。 第8回本山川小説大賞、参加作品。 ※お酒以上の薬物は出てきま…

「われら！！富士見寮は、甚だ憎き貴殿らに『ストーム』を敢行するものとする！！！」 灰色の受験勉強を制し、憧れのキャンパスライフを夢想した俺。 しかしながら、入寮してしまった学生…

金欠ぎみの大学二年生・木田春人（きだはると）は、サークルの先輩である飯島亜由美（いいじまあゆみ）のお願いで、初老の大学教授を尾行する。一人の女性の心が壊れていく過程を追うことにな…

【2018年9月1日発売】 「残された余命は半年――、俺はこのまま死ぬつもりだった」 大学を中退してニートとなり、生きる価値がないと感じていた松本修は、昔からの悪友・トミさんの…

「えー。何故、摩耶、ふーちゃん、朱里先輩とうちの四人が集まってバンドをやる事になったのかって。神戸らしいっちゃらしいけどなんで中国語らしい名前なのかって、それは朱里先輩のトンチか…

Twitterで「夏だ、同じテーマで短編を書こう」を企画。 かき氷をテーマに三人で短編を持ち寄りました。 １――夏の呪文 by 鮎 大好きな喫茶店のお姉さんにとある呪文を言い…

　平 竜平(たいら りょうへい)は甲子園予選で自らの失投により敗退したことから燃え尽き症候群になる。かろうじて大学へ進学したが、野球に打ち込む気力もなく、落ちこぼれの道を進んでい…

　何故か『暁が教えてくれたもの。』の外伝をとっくの昔に書いていたにも関わらずカクヨムへ投稿していなかったので、今投稿しています。本編より劇的ではないかと思いますが、自分なりに創作…

　二年間の浪人生活の末、晴れて京都の名門大学に進学を決めた七尾春太は、大学の近くで一人暮らしを始める予定だった。 　しかし、破格の好条件を提示されて契約してしまった住居の所在地…

第１章　私達の最良の時 　神戸の大学ガールズ・バンド＜ティエンフェイ＞のメイン・ヴォーカル＆ギターが喉の病気でヴォーカルの役を一時降りた。寮内のカラオケでたまたま存在が見出された…

私立G大学芸術学部の二回生、斗南拓斗(とみなみ　たくと)と繁田曜子(しげた　ようこ)は、ひょんな事から事件に巻き込まれる。 『G大生狩り』と呼ばれたその事件から始まる物語は、どん…

　大学一のダメ人間、クズ人間、社会不適合者…　付けられた忌み名は数知れず、されど女の影は無し。大学4年の「九頭大騎」（くずたいき）は、ダメな奴として全学部にその名を轟かせていた。…

大学の文学教授をしている伯母・るり子の手伝いのため、自らが在籍している大学とは異なる私立大学に通う智枝子。ある日、なぜか智枝子を特別扱いする隣室の教授・廣谷に、研究室から本が知ら…