「思い出し」を含む小説

自分の記憶を追体験できる装置が娯楽として普及している中、「私」の恋人は、これまで興味を示さなかったその装置の最新型を気にしている。 「思い出したくない記憶ばかりだ」と言っていた恋…

私には、好きな人がいる。 近所に住んでる七歳年上の人で、私のことをすっごく可愛がってくれてるの。 けどそれは、妹に対する気持ちと似たようなもの。一人の女の子として見てもらい、恋…

卒業パーティーの数日後に控えたある日、急な高熱に魘された私アリア・キャンベルは前世を思い出す。 今いるこの世界が、乙女ゲー『チューリップ国の聖女様』の世界であり、自分がその乙女…

中学の頃からの友達から連絡がきた。 十年振りに合う彼女は昔のまま変わらず、親友のままだった。 そんな彼女と話している時、ふとずっと親友だったサキちゃんの事を思い出した。 ずっと私…

どうして吉本興業では「後輩芸人が先輩に女性を斡旋する」という構図が他の芸人事務所よりも多かったりするのか、等。 思い出したことなんかを考察を混じえつつ、書き連ねていきます。

夫の浮気現場を目撃した主人公。彼女は、動揺のあまりとある化粧品売り場に駆け込んだ。売り場の美容部員は、経済DVにより身なりを整えることもできない彼女にお試しメイクを施す。 気乗…

賢者を目指して切磋琢磨する魔法使いの学園の入学式、俺は頭痛と共に思い出していた。これは二人の青年を主軸にするゲームの世界だと。賢者の座を狙う闇の使徒を退ける二人の主人公。だが、そ…

カクヨムコン９短編小説中間選考作品 主人公神童美月は小学校卒業後の春休みに。 自身の自転車で冒険がてらにドライブ。 春先の河川敷公園の、桃の木の満開した、木々の下で。 大変に容…

まだスマホもSNSもない時代——これは、平成の女子中学生だった『あたし』が遭遇した、少しだけ怖くて少しだけ理不尽な『想い出話』です。 【あらすじ】 舞台は、現在から二十年程遡…

ある日、一陣の光が世界中に降り注いだ。 すると、ある共通点のある国々に大きな変化が起こった。 その共通点とは干支。 日本、中国などのアジアだけでなく、ロシアやアラビアなどでも使わ…

誰もいなくなった放課後の教室。モテないけど仲の良い男子生徒四人。 最大音量のMDウォークマンから漏れるモー娘。の音楽をBGMに、どのメンバーが好きか話合ったあの頃を思い出して。

　降りしきる雪の中、大忙しだった仕事を終え帰宅する平凡な会社員の湊人。 　 「ココアでも飲むか」 　寒さにやられて、中学時代の帰り道に好きだった初恋の相手とよく飲んだものを思…

私……悪役令嬢アリスティアに異世界転生してしまった！ 前世の記憶を思い出したのは、断罪も終わり国外追放されるはずが、なぜか魔獣がウジャウジャいる森の中。 なんで今！？　私の知っ…

パソコンでYouTubeを見ながらLINEを確認していると、元カノのアイコンがウェディングドレス姿に変わっていた。元カノは後ろ姿だけ見えるスーツ姿の男を見上げて微笑んでいる。俺は…

久しぶりにアルミ製の鍋焼きうどんを作っていると、ふと思い出した幼少期。高齢になった祖母にコロナ禍。そんなことを考えながら書いたエッセイです。

超能力者が管理される時代、超能力者である三人の少年が教室でおしゃべりをしていた。 のらくら文芸部企画ものです。年齢を重ねると現実でも、あの人があのとき言ってたことが伏線のように…

伯爵令嬢のファドナは、パーティー会場で突然、王子カリオスから言いがかりをつけられ、王宮からの追放を宣言される――と同時に、パワハラに苦められた前世の記憶が蘇り、完全に抑うつ状態に…

夕陽に照らされ目蓋を開いた青年の視界に映るのは、既に天井すら見飽きた病室の景色。 そしてそれと同じく、幾度とない経験の中で頭にこびり付いた過去の記憶のしがらみに、彼は喉の奥から…

保養地で余生を過ごす引退した女王は、波乱の生涯を語り始める。 ※この作品は、「小説家になろう」にも掲載しています。

6歳という若さで戦争に参加し、7年間戦場で戦果を上げ続けてきたイブ・レッドパールは終戦と同時に自分の生きる理由を見失っていた。 戦争が終われば、明日のことを考えられるようになる…