絶妙な距離感と、いまにも聞こえてきそうな心音とベースの音。「私にもこんな頃があったっけ」と過去を振り返ってみましたが、ドキドキこそすれ、素敵なお兄さんは…。幼いころ、年上の男子にドキドキした経験のある人にぜひ読んでいただきたい一作です。
キャッチコピーに「不純な動機」とあるように、何かを始めるには邪念が多いところから始まります。でも、その女の子は踏み出しました。踏み出さない臆病者とは違います。始めてみると予想しなかったことだらけです。しかし、始めなければ味わえなかったものです。そして恋愛の甘酸っぱさを胸が張り裂けそうなほど体験します。このドキドキは読者にも伝わってきます。恋する女の子が一歩踏み出す姿、いいですよ。
好きな人の好きなものを好きな人と過ごした時間や場所をこれは、ドキドキを勘違いするゲレンデマジック?いいえ、恋した人に関連するものは、全部恋してしまうのです。ドキドキときめきが止まりませんでした!
年上のおにいさんが好きだけど中学生になって妹的存在から脱却したい女の子。恋の好きをゲットしようと作戦を練ります。作戦の効果は、思ったものとちがったけれどお兄さんといちゃこらできたのだから勝ちでしょ。
どうしてこうしてこんなにキュンさせてくれるのでしょう。いろんなシチュエーションひとつひとつがキュンキュン。そしてまた今後を期待させるような展開にお預けをさせられた犬のような気持ちになります笑笑私もベース始めようかな(誰に教えてもらうんだ……)