「次へ」を含む小説

　 　少し未来の地球にて──。 　人類の最終的な戦争が始まったイカれた世界で、学徒兵と呼ばれる未成年の兵士達が最終力『認識兵器』を解き放ち、フザケた化け物と嫌な感じの大人達をみ…

　様々な技術が飛躍的な発展を遂げ、人々の暮らしも大幅にとは言わずとも、ある程度の変化を見せた近未来。 　市警の短期契約を繰り返している下級刑事マークは、一人の富豪令嬢の転落事件の…

別れた人は未来を考えてさえいた相手だったけれど、それが何の担保になるわけでもなかった。 女二十九歳。仕事にも困ってない。結婚って、恋人ってなんだろう。そういうものをぼんやりと考え…

　放課後の居残り勉強が禁止された高校に通う細川綴（ほそかわつづら）。 　彼女は以前、先輩に聞いていた「夜の図書館での禁止事項」に無意識ながら触れてしまう。 　スマートフォンを手に…

豊臣政権末期の戦国時代、市井に現れた傾奇者の若者と淀どのとの縁（えにし） 傾奇者とは、元来の慣わしや風俗に捕われず生きる自由人。 登場人物 司馬伊織――市井で、ハデななりをして…

モモンガと守護者達がユグドラシルから異世界へ、そしてさらに日本へと転移してしまったらという短編一発ネタ。 基本的に至高の御方と守護者の１対１もしくはその他を交えて話は進みます。 …

　某コンテスト一次通過。少し改訂してます。軽い読み物なので気軽にどうぞ。※2019/10改 　あらすじ 　大人しく、見た目が幼い高校生、ハジメのもとには唯奈、紅輝、麗という三…

久遠涼哉は夢を見ていた。 見渡す限りここがどこなのか良く分からない。 でも女の子がいた。優しい声をしていて、どこか懐かしくて。 そこで夢は終わった。 ちょっと不思議で…

昭和三三年の佐渡島。四十年間犂先を作る職人として暮らしてきた小林健児は、犂の役目が耕耘機へ取って代わられるのを見て、自分の役目が終わりつつあるのを感じる。仲間が引退を決意したのを…

雨雲を管理する雨雲様は、今日も水の子たちの旅立ち（降雨）を見届けた。次の水の子たちの出迎えの準備をしようとした矢先、どこからかすすり泣く声が聞こえてきて―― 紙男がお届けする短編…

　その日、東京は消えた。 　後に『東京ダウン』と呼ばれる災害が起きた日、人類は多くの犠牲を出しながらも『魔術』という『新しい可能性』を手にした。しかし、悲劇は終わらず、『第二次…

闇の精霊王《レン・アッシュドール》の転生体、カゼハヤ・カミトーー彼は大陸唯一の精霊使いで魔王と呼ばれる存在。そして彼にはー彼自身は憶えていないがー生き別れの双子の弟がいた。これは…

物心ついた時から冒険や伝説に心を躍らせていた少年、並川千次郎はどこで将来の分岐点を間違えたのかスパイ養成学校に入学し、暗躍するエージェントを目指すことに！？ 紙コップ、ＳＮＳ、…

死の直前、未知先案内人と名乗るものに連れられ 健康体でかつ、自ら命を絶とうとしたわけでもなく、偶然、事故で命落とすケースでは 死ぬ前に魂を幽体を取り出して転生への案内をしてい…

ロボット格闘技の王者、Clemencyが次の対戦相手に指名したのは、人間の王者、柏木応樹だった。かませ犬としての総合格闘技参戦のはずが、いつの間にか絶対王者になっていた応樹は悩ん…

小説を書くのに熱中すると平行世界へ移動することがあるという。 ※第七回創元ＳＦ短編賞一次落選。

「雨」が天皇家に忌むべきものか調べましたが、万葉集、古今集、新古今和歌集において、その形跡はまったくありませんでした。また、天皇家は古代、雨乞いをしていたらしいので、作中で影斗ら…

ＳＦ作家を目指して十五年になり、いまだ夢叶わないぼくの自白録。 ※第三回創元ＳＦ短編賞一次落選作。

二十一世紀に一人の少女が神を発見する。 ※入院中に書いた第二回創元ＳＦ短編賞一次落選作。

多宇宙的世界観において、宇宙と宇宙の関係がどうなるかを考えて書いた物語。 第一回創元ＳＦ短編賞一次落選作。