「私だ！ 誰だ？」を含む小説

この世界に、私の居場所はない。孤独な世界に生きる女性、小鳥遊 真美。彼女はとあることをきっかけに「スノーガルド」へとたどり着く。その世界では、誰もが自分らしく生きていた。彼女は魔…

お盆休みの少し前に、大叔父さまと一緒に鎌倉の「養老先生とみんなの虫ラボ」を訪問しました。その際の思い出をもとに作ってみました。そのため、いつもに比べて登場人物が荒れております。 …

夕日が屋上を照らす中、主人公、笹木まりはそこから飛び降り命を絶とうとしていた。 ｢誰かに話せていたら…｣とつぶやく背後から、 ｢その誰か、私じゃだめかな！！｣と少女の元気な声が聞…

「誰かのために明日が来るなら、その人が嫌い」 昔、学校の裏庭で泣きじゃくっているとき、そう零したことがあった。 そして――――私はその子に、世界を変える方法を教えてもらっ…

「みんな忘れてしまった。あなたまで――。あなただけでよかったのに……あなた一人が覚えていてくれたら、私はそれでよかったのに……」 突如、村を襲う謎の現象。 影を失い怯える子供た…

私が一人で家にいる時、音もなく気配もなく、死骸を置いて行く者がいた。一体誰が？

　俺、斎藤大介という男は現在、この人気のない場所にあるBarで働いている。 　なぜこの場所で働いているかについてはもちろん、あの有名な芸能事務所の社長からクビを宣告されてしまった…

ご家族が孤独死を迎えた家へ介護へ行った私だったが、そこで見たものは……

これは、私がまだ狩人だった時の話です――

　海があった。ただ、そこに海があった。 　女は海に浸かった。男もまた海に浸かったことがあった。 　彼らは今も探しているのだ。

仕事を終えて帰宅した途端、城崎朝子は見知らぬ男に説教された。 いや、誰だよ。 訝しむ朝子に男は告げる。 「私はこの屋敷に住まう付喪神である。いいから部屋を片付けろ、不衛生だ」 …

カクヨムさんの公式自主企画：「怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」の参加作品です。 私の体験ではありませんが、私のご近所の方が実際に体験して聞かせてくださったお話です。 いわ…

夏休みのある日、琵琶湖沿いに住む私は兄と共に自宅で駐車場の管理をしていた。水死体の目撃という衝撃的な経験をした後、私は一人でトイレにいた時に、何度もドアノブをガチャガチャと回す謎…

私の前腕と二の腕には無数の生傷がある。 その犯人は私が愛する『あいつ』だ。 しかし、あいつに疑いの目を向ける人間などいない。 それほどまでにあいつは、人間を虜にする魅力を持ってい…

しかしその殻が世界よりも大きいとしたら。 誰がこの大きな卵を割れるのだろう。 うみべひろたさん運営の水平線文庫（@horizontal_pb）「水平線短編対象vol1」に寄せ…

タイトルやキャッチコピーの通りです。皆さまのアイデアをこの倉庫に集めます。 私も時々アイデアをここに載せます。また、気に入ったものを私の作品で使うこともあります。 私だけでなく、…

この世に予言者がいて、自分の未来がわかったら。 　悪い未来なら、それを避けることができたなら。 　間違えることなく進むために予言を聞くことができたなら。 　誰しも一度は憧れるか…

私がまだ実家に住んでいたころに起こった不思議な出来事

「ここはどこ？私は誰？」 目が覚めると知らない場所で寝てた私。 自らの記憶を失い、名前も、帰る場所すらも忘れた彼女は どうやら異世界へと迷い込んでしまったようです。 同じく自…

体が光そのものになった姉と、そんな姉を誰よりも尊敬する妹によるライト（光）SF姉妹百合です。 第七回こむら川小説大賞に寄せて書きました。テーマは「光」です。