「覚えていない」を含む小説

高校生の高橋結人は昔から何度も、何度も同じ夢を見る。夢の中では懐かしい音楽を聞くが、目が覚めた頃には覚えていない。夢の中で見る箱も。一体、その夢の意味とはー。 〈登場人物〉 高…

小説というより、勉強ノートだ。読み直して「よくぞ勉強したもんだ」と笑ってしまう。しかしその笑いには深い怒りがあった。何ミリシーベルト、覚えていますか？今ではいろいろと知られただ…

【カクヨムコン５参加】 　朝起きたら女の子になっていた。 　幼馴染の渡会千尋がある日突然女の子になった。半ば信じられないながらも女装男子、宮津伊織は男に戻るために協力することにな…

フォロワーさん1200人記念の短編です。 幼馴染恋愛が好きな人はぜひ。

五年前に帝国の脅威から周辺地を救った聖女・ハセガワキラリ（当時十五歳） 小林文乃（三十路）に課せられたのは、そんな聖女の身代わりだった。 だけど「聖女は昔の事を覚えていない」って…

　房中術によって不老長寿に至ると信じられている時代。 　銀漢帝国の宮妓である翠玉は、第七皇子・桂影の黄花閨女に選ばれる。黄花閨女とは皇子に愛される最初の女性のことだ。 　二人は房…

大学デビューに失敗した僕は唯一の友達 千冬に恋をする。僕とは対照的に明るく友達が多い千冬に劣等感を覚えていた。

　女はその時が、男とは初対面であった。 「Ｋさん？　お久しぶりです」 　男は、この女のことをはっきり覚えていた。 「ええと……すみません。どこかでお会いしましたっけ」 　いっ…

恋愛小説。ある日の朝、学校へ行く為に起こしに来る少女の姿が。当たり前の様にこの様な日々が続いているが、ある事が切っ掛けでこの様な日常になった。 初めて少女と出会った日の事を覚えて…

ちょっと変わった「男の子」霞　千尋（かすみ　ちひろ）と個性豊かな「みため」と「きゃら」が違う「美少女」たちが織り成す、人は見かけによらないっ！？ギャップ系ラブコメディー！ 時は…

これは本当は秘密なのだが、俺はこの世で一番美味い酒を飲んだことがある。 この異世界に転生してしまう六年前の事だった。 王都の最高学府、エレヴェンス・ギルト王立上級学校には魔王が…

ロイゲンベルク王国の伯爵家に生まれた令嬢、メルセデス・フォン・ラウシェンバッハは、齢十六を迎えて程無く、見も知らぬ相手との婚約が、自身の父親によって密に結ばれていたことを知る。 …

僕は夢を見る 夢の中のことは覚えていない

僕は、この18年間なにもしてこなかった。「なにもしていない」というのは食事も睡眠もしていないということではなく、「覚えていない」ということだ。過去は脳のメモリを使うほど、重要なこ…

英雄になれるとは思っていない。憧れてこの場に立っているわけではない。 羨望だけでこの場に立てるほど、出来た人間ではない。 現代自衛官と硫黄島を、ほぼ想像で書かせていただいたもの。…

サイトを確認しなかったこと Twitterを見てなかったこと 最初に発表される場所はこちらと書いてあったのは覚えています なので、自分の見落としですよね 勝手に無茶してなにかあ…

ゲロを吐く悪い癖があるけど、お世話をする俺の顔を覚えていて、顔を見ると籠から出せと盛んに鳴いて、俺しか慕ってこない実は賢い手乗りセキセイインコのちょっと可哀想なお話。

小さい頃、仲良かった友だちと約束した事、覚えていますか？ ※カクヨム3周年記念選手権5日目参加作品

春の山の中を、2人で歩く。 漂う香りは、何処か、懐かしかった。 Web文芸部の企画「春」に参加させていただくために書いたものです。