「葉」を含む小説

『み、見えるの？』 「見えるかと言われると……ギリ見えない……」 『ふぇっ？　ちょっ、ちょっと！　どこ見てんのよ！』 ◆◆◆ 　仏教系学園の高校に通う霊能者、尚也。劣悪…

あなたのこころを刺すものはありますか？ 庭の手入れをすることで浮き立つ気持ちでいたが…… ４０字×４０行で書くショートショート４４作品目 １００作品まで毎日公開するつもり

一八六七年早春、羽代藩主・朝永弘紀は、羽代で作られている茶葉と樟脳を海外との交易を見据えた商業農産物と位置づけて生産を奨励し、また銃火器の国内生産にも着手していた。秋生修之輔は馬…

舞台は美容室シュガームーン。 ディレクターを務める山道春風（２８歳）は、元グラビアモデルの美人妻がいる……という設定。 実は結婚式当日に、他の男に寝取られたのだが、誰にも言えず既…

帝都を騒がす神出鬼没の義賊・怪盗ジェスター。 彼が持つもうひとつの顔こそ、私立探偵の橋本雅文である。 あるとき、帝都で発生した宝石商襲撃事件の犯人としてジェスターの名が挙がって…

どこにでもいる男子の菅原彷徨は人とは違うものがあった！ それは幼馴染で三つ子の大室家の三姉妹の存在と共にくらしていることだ。 三姉妹はそれぞれのんびり屋で気分屋の和葉、社交的だ…

水槽から消えた古代魚と、友人の涙。他愛ない推理ゲームに興じていた皐月と琉夏のもとに依頼が持ち込まれる。「泥だらけで帰宅した妹が、上着のクリーニングを拒絶した。悪いことに巻き込まれ…

前回の節分編の続きのような作品です。 今回は、土星からウッキーの母親がやってきて……。 例のとおり、ほぼ会話文のみで構成しています。 大家族のやりとりをお楽しみください。

　魔法使いのお兄さんとの出遭いによって、この世界の「裏側」が見えるようになってしまった少年・芽能頑馬と、その幼馴染み・葉食綾心。 　魔法少女（成人済）から両親の真実を聞かされ…

「……ここは、どこだ？」 渋谷駅へ向かって歩いている途中、突然、見知らぬ森に迷い込んでしまった男子高校生、掵木燐太郎（はばきりんたろう）。 スマホを確認すると、記憶に三十分以上の…

「地球が滅亡する可能性があります。」世の中を騒がせている大ニュース。なぜが僕はそれを確信していた。 「先輩っていつも手紙返してくんないよね名前わかんないじゃん」不貞腐れるのは僕に…

高校で数学教師をつとめる三葉(みつば)は、妙に違和感のある日々を送っていた。 そんなとき、クラスで孤立した零(れい)が、近ごろ問題になっている動物虐待犯ではないかという噂を耳に…

　五感や感情、モラルなど、人間が生活をする上で大切な『何か』を失う『欠落者』が発生する社会。彼らは欠落の対価として特殊な『異能』を手にし、己の欲望を満たすために犯罪に手を染めるこ…

相葉正は28歳独身の会社員。そんな彼はある日家族からとんでもない真実を知らされる。そして半ば強引に女子高生ハナとの同棲生活を始めるのだが、彼女は狼人間の末裔であった。

フリーランスの何でも屋を営む一颯は、たった一日にして莫大な借金を背負ってしまう。その額なんと驚愕の3億円。この莫大な借金を返済するべく、一颯は依頼を持ちかけてきた謎の執事について…

わたしは葦原果乃（よしはら・かの）、高校生、魔女。人には見えないものが見えてしまう。 星見夜織葉（つきなし・おりば）、同級生、幼馴染。そして吸血鬼で貧血気味。織葉の具合が悪いとき…

「僕と……付き合ってくださいっ！」 　夏の音が近づいてきた、ある日の放課後。 　人気《ひとけ》の少ない校舎裏で、俺は人生で“二度目”の告白をした。 　相手は、一つ年下の…

山茶花を好きだった女の子は大人になり、 かつて庭に植えてあった山茶花を―― ほっこりあたたかい気持ちになれるお話 ４０字×４０行で書いているショートショート２８作品目 １００作品…

　犬塚冥夜《いぬづかめいや》の幼馴染みである神代彩葉《かじろいろは》は不幸体質だった。 　今では落ち着いているが幼少の頃は特に酷く周囲の友達や彼女の両親でさえ避けるようになってい…

名前不詳、住所不明、性別たぶん男、記憶喪失ナウな僕である。 真夏の寝返りさえも億劫となる酷暑の朝、僕はボロ屋に一人だった。 まさかの身体が女の子になっていた。 『岸辺織葉』と言…