「なんだけど」を含む小説

VRゲーム。視覚のみならず聴覚も触覚も含めた没入感から人気のジャンル。そのVRゲームでRPGを遊ぶ一人の男。なんでもない日常に紛れ込んだ、なんでもないイレギュラー

三十路男が社会的な仮面を被りつつ、ひねくれた視点でつづるエッセイ。果たして現代は息苦しいのか。本当に生きづらいのか。楽しくも悩ましい日々。

どこかの噂話のような、 語り続けられて真実が有耶無耶な、 奇妙で、胸糞悪くて、 渇いたものは、満たされず。 気がついた時には、何もかも遅かった。 恵まれているといつ錯覚し…

　吾輩は猫である。真名はまだ無い。 　どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。なんでも薄暗いじめじめしたところでニャーニャー泣いていたことだけは記憶している。 　吾輩はここで初めて人…

とある男女の、なんでもないようで、何かある。そんな話です。 ※脚本、演劇向きの作品となっているので、小説の形式とは異なります。

　高校三年生。受験に失敗し絶望していた剛弥(ごうや)はある日、見知らぬ駅に降りてしまう。 　そこには見たこともないような美しい世界が広がっていた。 　食べた者はなんでも願いを叶…

かつて真夏の大寒波に襲われた街・鳴海市を舞台に『計画』は最終段階を迎える。 主演は六人の少年少女。 「どうでもいいよ。結局は他人事だ」――『王』周防こおりは関心が無かった。 …

隠ぺいする技術を試験する隠ぺい試験 参加した主人公はうまいこと隠ぺいしていく いったいどうやって隠ぺいしていくのか！？ ↓前回の投稿↓ 『どうしてそんな複雑な呪文覚えられる…

最近、テレビではハロウィンと言いつつ、おかしな格好をしている。スーパーへ行けば、おかしなカボチャやお化け、コウモリで飾り付けをしてある。昔はこんな物なかった。一体全体、ハロウィン…

まるで巨大生物に齧られたように残る、平成最後のミステリーと新聞のトップ記事に報道された九ノ島災害。一方、九ノ島に一番近い某県某市九十九町はなんも前触れもなく失踪していき、行方不明…

ゲームっぽく進めていきます 僕と仲間たち（適当）が人類を解放するために人類史を辿り、夢をみるために踏み出すお話。 僕たちはエリアの中でしか生きることができない。 そんな不自由…

なんやかんや異世界に行くことになった主人公だったが 授かるはずのチートはどれもこれも品切れ状態！！ しかたなく選んだ「飲み込みチート」はまったく楽しくない！？ ↓前回の投稿…

上谷香月は憧れの生徒会の一員となったものの､同級生の神谷玲奈との折り合いが悪く､三ヶ月で彼女と共に生徒会を追い出される｡ 生徒会復帰の為に香月の提案したどちらが生徒会を辞める…

私の可愛い、私の全て、愛しいスズラン。 人を殺すことも、謀ることも、訓練と仕事の一環でしかないこの場所で、私の唯一無二の太陽。 彼女の笑顔のためなら、私はなんだって、どんなことだ…

普通の女子高生だったりん。いつからか世界はゾンビで満ちあふれていた―――。 りんは銃でゾンビを撃ち殺す。友人も、好きだった人も、ゾンビに変わればなんだって。 「カミサマ」と呼ばれ…

最終戦争後の日本。数々の技術は失われたが、人々は逞しく生き延びていた。 社会制度の崩壊した中、内閣府から分割統治を任された「郷士」たちは私塾を設け、次代を担うサムライたち──「剣…

自分で言うのもなんだけど、私は空気が読める。人が言ってほしいことや、やってほしいことを察して、求められているところにパスを出していく。そうやってうまく立ち回っていくだけで良い、そ…

「めでたい名前だ、妬ましい」 　僕の名前を聞いた第一声がそれだった。 　ぼんやりとした表情で、刺々しさのない口調だったので僕は「語呂がいいな」としか思わなかった。 「めでたい…

　いやね、姉御は最初の頃は「そのまま苗床にしても小さくて勿体無いから大きくしようと思っただけ」とか言ってましけど、絶対アレは最初から情が移ってましたって。 　あっし達って基本的に…