「草」を含む小説

ずっと隣に居ると思っていた。それなのに謎の手紙を残して連絡がつかなくなったのは友達以上恋人未満の――想い人。 その手掛かりを追って僕が着いたのは、オカルトめいた噂も多い伝説の遊園…

　50年草という植物がある。 　植えてから、50年経たなければ花をつけないため、永遠の愛を誓うときに共に植えるのが一般的。 　それを世話するのは、一人の長命種。 　その長命種に近…

風変わりな男と、どこにでもいる中学生のボタニカルな交流。

真夏の午後。誰もいない草叢を錆びた線路が続いている。 その光景を憶えていますか。

Twitterの自作企画で書いた短編です。 登場人物などのアイデアを募集し、 匿名の方から「好きな小説の一文をノートに書き写す小学生(男子)」という登場人物と「暖かい季節のお話」…

心の内の溜まった何かを見つける為の詩。

田中草男さん主催のパークスタッフ合同に寄稿したお話です。 パーク内の大学教員と、とある五月病のフレンズの交流。えっ、大学教員はパークスタッフではない？　正論を吐くな そのうち別の…

吉祥寺駅近くの時計の工房で、私は腕時計に刻印を入れた。

　高校三年生の夏、高校野球のエースとして戦った僕は、甲子園に一歩届かず、プロの道も絶たれた。 　そんなとき、弱小草野球チームである武蔵野ファイターズは、ホームグラウンドを懸けて…

あのときも、甘い乳の雫をぽとりと落としましたような、美しい梔子が咲いていました。 舞台は、くちなしの香りが仄かに漂う北国の古い邸。 現在の家主であるミーシャのもとで暮らす…

世界規模の砂漠化を止めるために、各国では様々なプロジェクトが進行していた。そして、とある科学者が、『塗るだけで草が生える』魔法のような塗料を開発する。

山奥の集落「巳ノ淵」で人々が守り継いできたものは、 山と川、野の草、そしてそこに暮らす「神さま」だった。 自然と人、その間に立つものの、永くゆるやかな交流の物語。

草刈りをしていたときに悲鳴が聞こえた。 なんとそれは植物の悲鳴だった。 ときすでに遅く、植物の反乱ははじまっていて……！？ ↓前回の投稿↓ 『確実に相手を黙らせる小説』 h…

三人の少女が福岡歌劇団からスターに登り詰めるサクセスストーリー！

竜魔導士のレインはパートナーのドラゴン フィリスと喧嘩をした。 好物を片手にレインはドラゴンの寝床へ行くけれど、フィリスはまだ怒っている。 フィリスとレイン、その距離5ｍ。 仲…

『JK徒然草』は現役女子高校生である雨野瀧が自身の経験から得た考えや逸話などを書き綴った随筆です。- Takipedia 気まぐれの長さで気まぐれに更新

モンスターゲートが開くとモンスターがやってくる。 それは世界にとって脅威であるが、何度もその脅威を乗り越えてきた。 だが、再びモンスターゲートが開き、新種のモンスターによって人々…

ゴミ収集業務の友人が勤務中に通る妙な場所とは…？