「振り返ると」を含む小説

「午後五時五十五分に西校舎の西階段を五回下って振り返ると『ウシロダくん』が立っている」 晶朋女子中学校でまことしやかに囁かれる学校の怪談。最近女子生徒たちが噂を確かめに行って、そ…

大学生のぼくは、友人と歩いていたところを突然誰かに刺されてしまう。 だが、起きてみたら刺された日の朝に戻っていた。 一体誰が、僕を刺したのだろう。 そして、その動機は？ 最後の…

仕事帰りの電車の中で、その日を振り返るお話です。 読んでくれる人に寄り添えることができたら幸いです。 「角川武蔵野文学賞」に応募する為に書いた短編です。 字数制限の4000字…

翡翠の海に囲まれた島で、少年は腐れ牛の怪を喰う化け猫娘に出会った。 中途半端に人間臭い娘に、人なのか、モノの怪なのかと問えば「どっちがいい？」と聞いてくる。 そんな娘と友だち…

ある日いきなり実家から送られて来たひとつの段ボール箱。その中身は、かつて集めていたお菓子のおまけシールだった。 今やさしたる興味もなく弟が店長を務める中古玩具店に持ち込んだ兄はそ…

一本の動画を手に入れた。 その動画には、感涙にむせび泣く女が、自身の半生を振り返るスピーチをしているのだが……

幼少期の夏、私は祖父母に連れられてある場所へ行くと、そこには祠と石碑のようなものが乱雑に並び、真ん中に高く聳える墓石があった。 祖父の本当なのか分からぬ祖先の話、幼い頃に感じた祖…

主人公は過去の恋愛を振り返る。 何もかもが許された時代に出会った運命の人がいた。しかし何気無い一瞬で、決断できなかったことが、未来を否応無しに変えていく。 幸福な時間があり、それ…

　これは私の懺悔である。これは私の戒めでもある。 　ことが起きたのは今からおおよそ15年前。私の生まれ故郷である赤沢村で惨劇は起きた。後に赤沢村大量虐殺事件として報じられること…

この日誌はフィクションであり、実在する人物、団体、企業などとは一切関係ありません。

いつものバス停。 「うるせぇや…」 穏やかでないその言葉に振り返ると 着慣れない幾分大きめの制服を着た新中学生…。

後ろを振り返る癖ができたの理由は中学生の時に体験したことが原因なんだ

地獄シリーズその６です。 嫌いな世界で暗い心と過去をかかえて生きる気持ちの詩です。 私には想い出しかない。過ぎ去れば綺麗になる想い出ばかり振り返る。 私は前を向けない。未来はい…

曽屋駆（そやかける）は、漫画家になるために上京したものの、漫画家という職には就けず、職場を転々としていた。 その日も仕事を辞め、帰宅したばかりだった駆は、高校時代の友人、勇三か…

ある日、主人公である蓮（れん）の元に一通の封筒が届く。その宛名を見て蓮は高校時代を振り返る。

世界の終わり……戦争....エネルギー問題....様々な問題があった世界はもう文化を感じさせないほどに崩壊してしまった。そんな世界に残されたある少年と少女の、楽しさ幸せを探し、迫…

※注　某名作ラノベの題名っぽい名前にしてみましたが、関係はまったくございませんｗ 　気がつけば、長編・中編・短編含め、カクヨムにもけっこうな量の作品をUPしております。 故に作…

年の瀬に書きました(2019年作品)。 太宰の作品にも歌留多形式で書かれたものがありましたが、これに倣ったものです。「を」「ん」は抜いたとしても、およそ45個のトピックを捻り出す…

日常をふと振り返ると築かれているそれを指して、『前回までのあらすじ』と称してみます。 今に至ったこれを振り返れば、自動的にあれこれが構築されている恐怖、人生の哀愁、どこかにきっと…

　大学四年目の俺は就活を失敗し続け、未来の見えないそんな不安と、周りが内定を貰っていく恐怖から逃げるように、苦手だった酒を煽り、俺は見事にそのあいだの記憶を失い、家でぶっ倒れてい…