「先へ」を含む小説

　曾祖父が残した手記にある異世界に興味を持った徳豊は、その世界で生まれたという祖父徳茂から聞いた西安郊外の国家森林公園の近くの山の中に在るという、移動する洞窟を目指した。 徳豊は…

寒風に潮の香りを感じながら突きつけられたのは、嘘か本当か。 知人に紹介されたアルバイト先で出会った「三神先生」に一目惚れしたのが大学入学すぐのことだった。 物腰柔らかく、一分の…

本作品は「小説家になろう」でも宙色紅葉の名前で投稿しています。 普段は水曜日に読み切りの短編小説を挙げているのですが、今回は中編から長編で書きたい小説ができてしまったので、しば…

　そこは現代であり、剣や魔法が存在する――歪みきった世界。 　そんな世界の中で、八岐大蛇はただひたすらに人類の害を殺し続け、多くの人を救い続けた。いつしか『黒き英雄』と称えられ…

幾度となく転生を重ねて、王侯貴族から貧民奴隷まで体験した結果、 自分を「我輩」「俺」「僕」 と呼ぶ三通りの人格を持つ主人公、ワガ。 今度の転生先は、異世界ムー・スルバの島国エリシ…

魔法少女が敵と戦う日々を描いています。 3話まで読んでいけると思った方はその先もよろしくお願いします。

　突如、異世界に飛ばされたハルヒコとその家族。言葉も通じないこの世界で、ハルヒコ達家族は互いに支え合い、懸命に生きていく。 　だが、世界は無慈悲な色を浮かべ、家族は時代に翻弄され…

何も秀でる物がない真ん中の真ん中な高校生、杉水がアルバイト先の古本屋で手に入れた書物は、悪魔を呼び出すものだった、

前作は結婚して、子供が産まれてハッピーエンドで幕を閉じました。 でも、実はその間にも、まだまだたくさんの出来事が溢れていました。 本作は付き合い始めた頃のオサムとユキコのお話…

　深い霧の中、事故に遭った宮部郁が、同じ研究室に所属する江間、福地、佐野、菊田、寺下と共に辿り着いた先は、化け物のうろつく異界の森――祖父の故郷だった。 　言葉も文明も環境も何も…

雲海を泳ぐ長命の鯨の背中で、肺呼吸の生き物たちは生きている。 一体の鯨が老いて死ぬとき、選ばれし王の血族が新しい鯨と契約をし、新たな大地を生み出さなければならない。 さて、奴隷の…

今日という今日が願いの日になるよう僕等はまた歌を歌い、演奏をし、人に触れて壊れていく、目には映らず耳にも残らない、成長は人を殺せる、反抗という言葉、君達は何を願う？ 初めて歌を歌…

気がつくと鏡面絶景が広がる不思議な場所にいた。現実離れした光景に目を奪われていると心に語りかけるように〝声〟が聞こえ、それに誘われるようにして一人の少女と出会い、自身の死を思い出…

　平穏な日常が終わる時、物語が動き出す——。 青野龍也は、私立七星学園に通う普通の高校2年生。個性豊かな友人たちに囲まれ、順風満帆な高校生活を送っていた。しかし、氷宮真白という…

　長年隅っこの席で、のほほんと過ごしていた営業所を、いわれのない噂を立てられたことで、ついに追い出されました（2023年秋の出来事）。 　転勤先でも席は隅っこ、後ろは壁でしたが、…

一人の少女：エテルナスが様々な出会いと別れの果て、様々なものを捨て去った先で人類最強になる(人類卒業する)。 彼女が求める先にあるのは希望か、絶望か。 運命が導く結末は果たしてど…

大地に魔力が宿るセカイ。 人々がまだ魔獣の存在を知らない時代。 魔法の存在すらもほぼ知れ渡っていない時代で、機械少女のルナは魔女になる為に最終試練を受ける事になった。 最終試練、…

南北戦争開始時から始まります。 独立戦争前夜を舞台にした小説「モヒカン族の最後」をオマージュ。 特に、主人公たちは中の登場人物である「コーラ、アンカス、アリス、ヘイワード少佐」…

路上ライブの終わった後の夜、どうしようもなく暗い夜に、主人公は幽霊の少女と出会う。幽霊に連れられて街を散歩する先で出現したのは、果てしなく広がる「壁」だった。少女と交流する日々と…

世界は俺たちのようなゴミには、生きにくい。 そして、「ゴミにはゴミらしく生きろ」と強いてくる。 仕事に、人生に、意味を見失い、淡々とした毎日を過ごしていた主人公。 32歳、独身、…