君はまだ知らないままで

ヨゾラで微風

第1話 25時は自分で…

まふゆside

…今日はお父さんが来る日…話せるか分からない…でもこのままでいいのかな…?…ピンポーンと音がするお父さんが来たみたい…行かなきゃ奏が玄関ヘ歩いていく私はその後ろを歩きながらリビングへ向かう…いっつもそこでお父さんと話しているから…奏がドアを開ける…

まふゆ

「え…?」

思わず声が出てしまった…奏が開けたドアが勢いよく開く…ドアからは外の匂いがして雨が降ってる音が良く聞こえた…雨の匂いが鼻にツンと来る…それと同時に人が入ってくる…すると奏は突き飛ばされた…声が出るのも仕方がない…お母さんだ…私を連れ戻しに来たんだ…手に持ってるのは…?どうして…そんなに真っ赤なの…?奏は…?どうして、?お父さんは…?次々の疑問が私を誘う…私は…疑問しかない…感情なんてあまり分からないから…人に言われないと分からなかった…でもお母さんが正しいとは思わなかった…疑問だけがそこに残ったから…でも、今疑問より…奏の心配、逃げたい…でも…私は何がしたいのか分からない…逃げたかったら逃げてもいい…でもこれは逃げれない…だって奏が…倒れて…気絶をしているようだった…私はすぐさま椅子から腰を上げるでも立とうとすると足が震える…私は!…助けないと行けないのに!何に怖がってるのかすぐに分かるお母さんがこっちに近づく…

                 まふゆママ

               「まふゆ…?」

…あ…終わったのかも…『大丈夫だよ』『救えるまで作り続ける雪が自分を見つけられるまで……ずっと作る』『ちゃんと友達になりたいのかもしれない…』ごめん奏無理だ…私は取った…そして刺した…お母さんに…お腹にした、そして抜いたんだ…内臓な出てて気持ち悪い…でも、こんなんじゃ死なない…放おっておけば死ぬけど…救急されたら怠い…もう一回…やらなきゃ…殺さなきゃ…包丁越しに伝わる肉を切る感触がとてもじゃないけど快感を得た…そんな気がしたもっと血が出る…匂いがきつい…もう一回抜くと…もう生気を感じられる目じゃなかった…口からも血が沢山出る…これからどうしようより…満足感のほうが勝ってしまった…奏が嗚咽を漏らしながら身体を起こす…どうしよう…奏……奏はただ…私を見てお母さんを見てこっちに来る何も言わずにそっちのほうが良かった…だって…怖かった、来たら抱きしめてくれて…私はまた泣くしかなかったただ…辛かった…雨…最悪だそんな日に私は人を殺してしまったんだ…ニーゴにはいれるかな…?…「まふゆ…これからどうしたい…?」奏は私に問いかけて来たけど…私はすぐに返事が出来なかった…するとスマホが震え、変な音がなり続ける…『え…?』私達は同時に声を出した、私はスマホを起動した…でも…普通で…何も異変はなかった…でも…悔やむとミライが…消えていた…どうしよう…?奏は…自分のスマホに目を向ける…奏もなくなってるみたい…どうしよう…消えちゃった…そっか、私の思いが壊れたから…私は自分を探してたけど…もう…探さなくても良いと思ったんだ…人を殺せた…ただその事実が深く深く心のなかに入ちゃって…それは、紛れもない…本当のわたしだ…自分の思いで…勝手動いて人を傷つけた挙げ句殺したんだ…もう、駄目かもしれない…私は崩れ落ちた奏は…ただ、立って電話をしていた…誰か分からない…分かりたくもない…

奏side

…取り敢えず家は無理だと思った…でも…それだと…望月さんが…連絡……電話にしたい…声を聞かせてほしい…

「…うん、ごめん、え…?」

自分に取って最悪の事態でしかなかった…どうして…だろう…?

                    穂波

『だから…私…にげたくて…助けて下さい…もう…信じたく無い…一緒に皆さんと遠いところへ、…』

そう望月さんは言った、………取り敢えず…東京から…逃げたいな…望月さんも逃げたいなら一緒に逃げたい……

「………うん、分かった…家に来てもらえないかな…?」

、…そう私は言った…言うしかなかった今は自分の気持ちを言わないと……

                    穂波

                 『はい…』

…そう罪悪感の塊でもあるかでも…あるようにそう…答えてた…まふゆをどうしよう…取り敢えず…ニーゴのみんなに言わないと………いけないのかの……な…?…………別にいいんだ…そっか……今…まふゆは私しかいないから…

「まふゆ…立てる…?今から、逃げよう…!」

そう私はとっさに言った…ある程度のものを持って行って…………解決……したくない…このままで…私はいいのかもしれない…………愛なんかいらなくて、……ただ、人が欲しかった………だけだ……なんか…お父さんさえも殺したくなって来ちゃった…私は…曲なんかもう…つくらなくてもいいんだ…そしたら…やっと……やっと、…、!救われるんだ……まふゆは少し戸惑った顔をしながらも立ちながら

                   まふゆ

        「いいよ…このまま逃げよう」

と言った…これで…救われる……お父さん誰かに殺してほしいな………

                   ???

         「…ニヤこんッにちはッーー!!♪」

…え…?急に声がする…しかも知らない人それは玄関からでなく私の正面…まふゆと私の間…そこに人の顔が突如として現れた…動揺…焦り…不安…それらが私の中を巡る…するとその人は…にやりと口角を上げた…髪は白く光が当たると銀色にでも輝くほど鮮やかな色合いをしていた…ぼさっとした髪の上には小さい帽子と言えるのか分からないものを被っていた右目には縦の線がある…傷あとなのか分からない…でも…瞳は鮮やかな白色が輝いて見える…左目はトランプのようなカードのような板があって、見れなかった見たこともない人だ…誰だろう…?…

                   まふゆ

                 「奏…!」

…え…?

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