「どこまで？」を含む小説

扉を開くとそこは、ほぼほぼ屋外だった。 KAC2022 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022参加作品。 短編連作。どこからでも読めます。

どこに出しても恥ずかしい立派なブラック企業・株式会社真黒商事は、その過酷すぎる労働環境により、大量の離職者が発生していた。 下呂社長は、退職する社員を能無しだと罵り、ある日、人間…

目が覚めると、とつぜん、どこかのホールに大勢の人間とともに集められていた。意識がもうろうとするなか、全員に注射を打たれる。それは生きている人を屍食鬼（グール）に変貌させる恐ろしい…

　普通の女子中学生の水穂は、突然現れたぬいぐるみのような丸っこい謎の生き物のトリと出会う。その出会いによって、彼女はトリと一緒に宝探しの冒険をする日々を送る事になってしまったのだ…

夢、大好きな人、相棒だったギター…。 大切なものを全て失った。 同時に、私自身も消え失せて。 どこからどもなく現れたのは、 ずっと私を見ていてくれた人だった。 “一緒に奏で…

「ああ～！　猫の手も借りてえ！！」 　俺は森の中でそう叫ぶ。 　俺の目の前には大量のゴブリンが群がっていた。 　一匹や二匹じゃない。 　ざっと数えただけで二十はいるだろう。 …

ああ、どこに間違った選択があったのだろう。生まれた日だろうか。いや、育ての親から自身の出生はとても変わっていたと聞かされたが、いくらなんでも今回の失態には関係ないだろう。

　蒔田皐醒は、共に在る誰かのことを歪めてしまう。 　……少なくとも皐醒自身はそう自覚して生きているのだった。 　小学校時代、皐醒をいじめの対象としていた男は高校で再開した皐醒に、…

ずっとずっと、どこに生えても、どうなっていっても、知らんぷり。（※重複投稿作品）リィズ・ブランディシュカ

不満だらけでも仕事は順調でごくごく普通に一人暮らしを満喫している主人公。 唯一の気がかりは、数年前に恋人が自殺した事。 もう忘れていたはずのそんな気がかりをふと思い出してしまった…

突然だった祖父の死。そこで生と死について改めて考えさせられた。何が正解で何が間違いなのか。そんなものは誰にもわからないし、きっと答えなんてどこにも存在しないのだろう。私たちは、存…

これは少年が生きる意味を探す償いの物語。 良介は母と一緒に父へサプライズする、はずだった。 父が不倫している現場を見たあの日から母は変わってしまった。 狂ってしまった母に殺さ…

昼休みにキャッチボールをしていた僕らは、ボールが間違えて転がっていった旧校舎の中に入っていくが、そこはどこか不気味で───

KAC20228【私だけのヒーロー】 　私のヒーローはどこにいますか？問うてみても、返事はない。 　私は少女漫画のヒロインに憧れる。

事故物件だと思っていたアパートが、謎の集団の通り道にされていたなんて。 KAC2022 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022参加作品。 短編連作。どこから…

KAC第八回お題　私だけのヒーロー 何だろう、ラブコメ臭させるのやめてもらっていいですか（落ち着け） そもそもヒーローの定義が広過ぎる…… 往年のスーパーマンからヒールなヒー…

耽美詩集・少年編 少年に耽溺する小品集。 連番に関係なくどこからでもお読みになれます。 なお、一部に他所で公開したもの（別名義含む）の再録、改稿、流用があります。 ※法律・…

とある退魔師が九州へ引っ越してしまった幼なじみを追いかけるお話。 KACお題「私だけのヒーロー」参加作品。 短編の「迷子の退魔師と自由を愛するあやかし」（https://kak…

佐藤　椋冬はゲームが得意なだけのどこにでもいる普通の高校生だった。クラスメイトの如月　梓は文武両道の完璧美少女。ある日、自分の好きなゲーム配信者の配信を見ていたらそこから聞こえて…

私だけのヒーローなんて本当にいるんだろうか？ とある女子高生は、幼馴染をやむなく助けるうちに、自分がヒーローになりかけているのではと思い始める。