「私小説」を含む小説

病気の親の世話を、するために、自分たちの生活を犠牲にした、それが当たり前と思われていた時代の話です。古い昔のことのようにきこえるでしょうが、実際にわたしが経験したことです。 もし…

登校するために乗った電車の中で起きた少年の小さな戦いの話

考えというものは日常のひとつひとつにこびり付いているもので、爪でやってもうまくとれず、ごみのようなものになってしまうと思うから、それならかえって、そのまま書いていこうと思いました…

会社を辞め、時間が出来た僕は初めての海外旅行に挑戦した。 東南アジアへのバックパッカー。 そこでの出来事や、現在進行形の僕とタイ。 自伝的、私小説。

活弁全盛の頃、ボクは熱烈な活弁フアンだった。母親に連れられて行った映画館。活動弁士の熱のこもった語りに、ボクはすっかり引き込まれてしまった。大人たちに混じって、映画館通い。しかし…

妻と俳句とサラリーマン。2019年10月の日常。

三年前に他界した父に贈る手紙。 聞こえないのはわかっているけど聞いて欲しい。

20代無職の男が人生を思考する私小説です。

男と女、善と悪、赤と青……。 それぞれが混じり合わさった時、 朝露に濡れた、美しい紫の花の芳香を嗅いだ。 　街が一望できる見晴らしのよい公園で、青木純一という青年は、意を決し…

芸能界一（？）シャイなバンドマン。「俺は出たくないからね」その一言が裏目に出て、あの大物俳優とまさかの共演！？ 偶然と誤解が織りなす、偽俳優のはかなくも熱い一夜。 ＊この作品は…

2話形式にしたい気持ちもあるけど、あえてここで終わらせたい方が強い。笑

　昭和のはじめ、自宅で一人留守番をしていた学齢前の幼児が、親がもどったときには姿を消していた。集まった親族一同、まんじりともせず朝まで待ったが、消息は依然不明だった。 　その頃彼…

サラリーマンの日常。妻と俳句。

私小説。世の中に背を向けて、好きな女のことだけを見て生きて行こうと決めた、その日の出来事のスケッチ。 主人公・小暮はシュノーケリングを教えてくれる女の足ヒレを見ながら、一生それ…

「おひとりさま」の生活を享受するフリーターの僕。接触を求める同僚たちにも淡泊な態度で接していたが、ある日、彼らの一人が部屋を訪ねてきて…… いったい、どこから個人情報が漏れたの…

　僕はつい最近まで「幸いにもメンタルはそれなりに強い人間」だと思っていた。だがそれは、たまたま運が良かった事と、面倒くさい状況から全て逃げて来た事によって映し出されたただの虚構で…

【参加ルール】※以下すべてを満たす作品。 ・完全オリジナル小説で、ジャンルは「現代ドラマ」であること。 ・三千字以上、二万字以下の完結作品であること。 ※必ず完結させてか…

　一年前に定年退職した主人公は、孤独から目を背けつつ生きる。 　二年前に妻に先立たれ、離れて暮らす娘は結婚していて子供もいるので滅多に会えない。 　そんな男のとある一日。 自…