概要
ここで全ての後悔を出し切らないと、十年後の僕は野垂れ死んでると思った。
僕はつい最近まで「幸いにもメンタルはそれなりに強い人間」だと思っていた。だがそれは、たまたま運が良かった事と、面倒くさい状況から全て逃げて来た事によって映し出されたただの虚構であった。
強運の限界と面倒事を避けて来た皺寄せが今年の初めに一気にやってきて、僕はそれまでの価値観も考え方も生き方も全てひっくり返されて、粉々に粉砕されて、燃やし尽くされて、自分自身と今後の人生の再構築を余儀なくされた。二十代後半に差し掛かった僕は、何の取柄もないただの豆腐メンタル能無しテントウムシ野郎だったのだ。
ここにセルフ裁判を開廷します。裁判長の断罪治です。あなたは有罪ですので、過去の良い行いも悪い行いも、全て文章にして書き残してください。今まで何があったか、これから何をしていくのかを書き残してください
強運の限界と面倒事を避けて来た皺寄せが今年の初めに一気にやってきて、僕はそれまでの価値観も考え方も生き方も全てひっくり返されて、粉々に粉砕されて、燃やし尽くされて、自分自身と今後の人生の再構築を余儀なくされた。二十代後半に差し掛かった僕は、何の取柄もないただの豆腐メンタル能無しテントウムシ野郎だったのだ。
ここにセルフ裁判を開廷します。裁判長の断罪治です。あなたは有罪ですので、過去の良い行いも悪い行いも、全て文章にして書き残してください。今まで何があったか、これから何をしていくのかを書き残してください
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?