「#生きる」を含む小説

タクシー運転手の俺は、大みそかの晩に座敷童を自称する奇妙な客を乗せる。 軽口をたたく怪しげな客に指示されて向かった先は一軒のアパート。 彼はこのアパートに住む青年をどうしても幸せ…

学生寮は混沌の領域。閉鎖的な環境で暮らす男子はただ生きるだけで青春する 短編集です。　一話で終わらせる予定だったけど大学寮に居た頃が懐かしくなったので他にも書こうと思います。 …

　俺、橋本草太（はしもとそうた）には想い人が居る。 　北野珠子（きたのたまこ）。御年五百歳にして、お好み焼き屋「北野屋」を経営する神様だ。 　見た目は十代後半と思しき、美しい美少…

二十一世紀でごく普通のJKライフを送っていた丸峰咲《まるみねさく》がある日目を覚ますと、なぜか全裸で見知らぬ部屋にいた。 彼女は身に覚えのない殺人罪で、千年後の月にある刑務所に収…

　 　僕の名は狹山　ヒロト。 　人生の底辺を歩んでいるような学生だった。 　気がつくと自分は荒廃した世界に迷い込み、そこでサバイバルを行うことになった。 　高級住宅街だった…

燈火と美酒を注ごう。終わりと始まり、祈りと呪い。その狭間に生きる、すべての人の杯に。 ようこそ、月浜へ。 二〇二一年六月二十日 『月浜定点観測所記録集　第三巻』頒布開始 詳…

この世界の何処かの誰かの、生きることと死ぬことの、お話です

西暦２０２０年の日本で生きていた主人公は取得した秘密を正義感から他人に通報するような性格が災いして命を失うこととなった。転生した人生では転生前の行いを反省して、自分のためまた親し…

過ぎていく、過ぎていく、、、 1日は24時間だ、なのに少なく感じてしまう。 それはなぜか答えは既に分かっている。 毎日の生活が充実していないからだ。 これは、重盛敦が退屈な毎日に…

　私の兄は悪と戦うヒーローだ。 兄は私にそのことをバレていないと思っているが、共同の部屋には『我らヒーローの作戦ノート』と書かれたものが転がっていたり、私が自室にこもっているとそ…

かつて、その世界には一人の“魔王”と呼ばれた者がいた。名を『カティス』──魑魅魍魎たる魔界を統べ、人類を滅亡の淵へと追いやり、天上の神々を屠り、伝説の勇者すら打ち倒した史上最強、…

『色』 それはとても身近な存在でありながら、特別に考えることはないもの。「赤信号は止まれ」は何故決まったのか？こんな単純な疑問を持てるのも、身近な存在に『色』があるからだ。…

気候変動により極点のずれた地球。 国家機関の麻痺により混沌と化した世界。 西暦2103年 人類は〈ヴェヒター〉により統治されのうのうと生きる"選民"。 そして駆除対象と呼ば…

今よりちょっと未来の世界が舞台です。そこで生きる、三組の人間の日常を描きました 初めてオムニバス形式に挑戦してみました。 昨年の部誌用に書いたものを再録しました。

ごくありふれたBLです。

對馬裕人（ツシマ ヒロト）はエリートだ。 25歳にして一流投資銀行の若手エース。 華やいだ彼の経歴には誰もが嫉妬する。 しかし、彼の生きる目標はすべて病床の姉を救いたいという一心…

初投稿のオリジナル神話要素を含んだ、近未来系ダークファンタジー作品です。 １年以上前から構想のあった設定と主人公像に、新たに神話要素を追加して、世界観をイメージし易くしました。 …

本を読むくらいしか楽しみのない充は、高校生活を憂鬱なものだと感じている。 いつものように図書室に一人でいると、突然少女が現れた。 少女との出会いによって、充の高校生活は変わるのか…

ごく普通の男のもとに降りかかる、理由なき怪奇現象の数々。少女の不敵な笑みが絶望と驚嘆の境界線に誘うとき、男は現実のような夢を見、夢のような現実を生きる。 そんな一人の阿呆の小説。

　私、今は『武装探偵社』という私立探偵集団と称せばいいのか？ 　私のような異能力の凄腕達が集まっている会社である。 　赤レンガ造りの中古ビルの上のほうにあるオフィスに、私、泉鏡花…