「胡蝶」を含む小説

古より『色の理想郷』と語られるその地は、唯一神〈星神アストルム〉が掌る世界。 住まう人々は神に最も近しい存在の〈精霊王〉の加護／魔法を正しく使用するため、幼き頃に〈ジェム〉を授か…

　とある世界で暮らす《リアム》は、仲間達と共に世界中を旅しながら、フリーの記者としても活動している少年。ある日の晩、不思議な夢を見たリアムが目を覚ますと、そこは異世界〈エニュプオ…

猿轡とは。 猿と馬は相性が良くて、猿がいると馬が大人しくなる。よって、口をふさぐ、といった意味で「猿轡（さるぐつわ）」と言われるようになった。 ……ふうん。語源はほのぼのしたも…

自分を出迎えてくれた妻に、資盛は言葉を失くします。 なぜなら―― 妄想全開の完全オリジナル作品です。 © 2021-2024 小枝芙苑

蝶の標本を宝物にしている少年、晴葵（はるき）はある日、日本人形のように美しい少女、紗（すず）に出会った。 六歳という年齢にそぐわず、神秘的で落ち着いた雰囲気のある紗に、晴葵は心を…

ふと夢現に見て感じた景色。 それは猫として生きた何度かの生。 あれはただの夢だったのか、それとも… 胡蝶の夢ならぬ、野良猫の夢。 あの子は一体何を探して旅していたのだろう…

大学生の男はその日、倒れていた白いワンピースの女性を介抱する。そこから始まる甘くて苦い三ヶ月。生命の散り際に寄り添う男の独白です。

「殺伐感情戦線」の「虫」参加作品です。 小さいころから、成長した今まで、いろんな虫が大好きな変わり者の「私」。幼馴染の真には気持ち悪いと言われてしまうが……

スイセンが咲き乱れ、蝶々が舞い、三日月が照らすどこかで、完璧な少女は歌い、踊る。

文明が発達している現代（未来）。科学者が瞬間移動できる機械を発明したばかりの時代（まだ一般活用されてない）。 この時代に、相沢が「病気を他人と交換できる装置」の開発に成功。それを…

夢の中。真夜中の線路を歩いていたあなたは、天まで届くエレベーターを発見する。興味本位で乗ってみるも、それは無限に続く墜落事件の始まりで……。 夢の中で見る夢は、真実を置き去りにし…

人が住む国と妖が住む国を隔てるようにして存在する「狭間の森」。そこには白銀色の「胡蝶」が住んでいる。そして、その蝶は何でも願いを叶えてくれる――。その噂を知る者はほとんどいないが…

月季は薔薇の事です。 紅露ホンルゥ 白嵐バイラン 玉寿ユーショウ 寿扇ショウシャン 炎夏イェンシァ 翠香ツィシャン 李順リーシュン 胡蝶フーディエ 天空ティエンコン 太陰タイイ…

暗殺者エスクラードは標的を観察していた。 それは女王。 『ファレノプシス・アフロディテ』 白き胡蝶蘭の姫君。 そう呼ばれる女性。 摂政のパーシヴァルと護衛のヴォルティガンは女王…

自主企画参加作品です。挑戦してみました。 (万が一、企画の趣旨とズレていたら、すみません……)

バトルものな感じの詩です。（※重複投稿しています）

写真を見て台本を書くという企画で書いた作品。 今のご時世も入れつつ不思議なお話に仕上がりました。

メガホンの続編として書いたものですが、多分単独でも読めるのではないかと思います。 なかなかジャンル選びに迷う小説でした。

格式高い名家・籠宮邸にて、美しき胡蝶嬢が死んだという連絡が！ すぐさま専門医が駆けつけて検死が始まるが……はたして、その死因とは？ 現代風潮を皮肉ったＳＦ掌編。