「聴こえる」を含む小説

音。音。音。 今のはティファールが上がる音じゃないか？ なぜそんな音が隣の家から聴こえてくるんだ？ そんなに大きいティファールがこの世にあるのか？ レモンティーパーティでもする気…

戦闘用人造人間「魔人」 彼らには共通する幻覚症状、通称「語り部症候群」を発症していた。 それは「語り部の神」という者の声が聴こえるという不調だった。 不調のはずだった。欠陥品は壊…

「──このまま、そうしているつもりか？」 　それは小さな子供を心配するようにも、何をしていると叱りつけるようにも聴こえる、そんな声色をしていた。言われずとも分かっている。自身の…

脳外科医の黒江剣一には、霊感がある。手術中に「やめてくれ」という患者の 心の声が聴こえて来てしまい、困ってしまった剣一は・・。

高校3年生の7月20日日曜日。瑞斗は学校で受験勉強をしていた。部活を悔いの残る形で自分1人だけ引退し、その現実から逃げるために、考えないために勉強をしていた。すると上の階から優し…

　友人とオイスターバーに行った僕は、牡蠣に当たってしまい、帰宅後、地獄の苦しみを味わうこととなる。吐き気と腹痛、そして――。 『あはっ♡　ざぁこ、ざぁこ♡　私のこと食べて、当たっ…

碧は飛び込んだ。 その先で声が聴こえるとは知らずに。 生きづらいと感じるとき、 生きるのをやめようと思うとき、 もう一度耳を傾けてみたら、 もしかしたら誰かの声が聴こえるかもし…

音が織り成すショートストーリー

『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

毎日それなりに充実していた。あの日までは。 ある時突然音が聞こえなくなってしまった歌音。どうしてよくない事っていうのは次々と重なってしまうんだろう。気持ちが沈みそうになっていた時…

『✕』１ 『✕』印は、コンテストに落選した作品の刻印です 自主イベント【カクヨム新テーマ発掘委員会】『音楽』を題材にした作品の書き下ろし参加作品です ☆高原で吹奏楽部の高校…

消えた娘、消された娘。青く笑む月、欠けた月。レギム、そして零無。 些細な不可思議がこの世の器から飽和する日、世界の理は大きく変わると言われている。 「あぁ、月が、レギムが、彼女…

大学生の僕は、いつも聴いている奇妙な放送局、FM無意味チャンネルが終わるのを機にキャンパス生活に戻った。ところがこのFM放送局のことを誰も知らなかった。 ある日唐突に美人の院生が…

第１話『かぎ・遠距離恋愛・昼間の月・捨て猫・洗う』 純愛を貫く！ 祭２話『メッセージ・自転車・書店・バランス・摘み上げる』 わがまま女子は、取り扱い注意なのだ。 第３話『記憶…

麻生久美子は丸の内の本屋で働いている通勤途中、鎌倉に転校してきた時のことを思い出していた。 両親を事故で亡くしてから彼女は相手の人と目が合うと心の声が聴こえることを誰にも言えない…

《感謝！2000PV突破!! 実況系ラブコメ》 不幸な生い立ちを背負い、 虐められ続けてきた高１の少年、乙幡剛。 そんな剛にも密かに想いを寄せる女のコができた。 だが、そんなあ…

　半径2メートル以内にいる同じ血液型の人の心が読める超能力者の少年（珍しい血液型）と無口無表情の何を考えているか分からない少女（珍しい血液型）のロー&ハイテンションラブコメディー？

ふと気づいた瞬間に聴こえる、微かな演奏。誰も気にすることのない、校内を流れる旋律。入学の日に耳にして以来、その音を忘れられずにいた瀬川リツキは、毎日空き教室のピアノを気にかけてい…