「真っ赤」を含む小説

テーマは［赤］ 短歌の秋（9月）の作品になります。

―俺はノートに記された― 本なんて興味ない。そう思っていた竜也は春介に誘われてやってきた図書室で一冊のノートを見つけた。ノートには、印刷された文字の羅列。五ミリ方眼に記された小説…

嘘つきジョナサンの娘ナターリヤは、染師として山頂の小屋に住んでいた。 とある日、彼女の手は赤く染まり、国を出奔することになる。 これは彼女が、浄化されるお話。 シンプルなざまあ…

私、渡辺葵はどこにでもいる高校生。 無人駅の田舎に住んでいることと、第一志望の高校を諦めたことを除けば—— 中学生の時に、気になっていた男の子が自分に『罰ゲームの告白』をする話…

公式企画『短歌の秋』への投稿作品です。テーマ「赤」に沿って書きました。

辺境の地で生まれた少女リーティアは十五歳になったことで神の贈り物を授かる。 自分の髪色に似た真っ赤な剣に有頂天の彼女だったが 次の日また真っ赤な剣を顕現しようとすると、別の武器…

永遠の夜に包まれた超恒久的共生盟約都市、通称シティ――。 常時百種以上の種族が暮らす街では、大小様々な事件があちこちで巻き起こる。 民間治安維持組織『シティガード』の末端企業であ…

僕ことリョウタは息子の宿題の悩みを聞いていた。なんでも夏休みの宿題で「祭り」をなんでもいいから調べるというものに何の祭りを調べたらいいかわからないというものであった。 碧の母、つ…

夏の海って、どうして、こんなにもエッチで危険な香りがするんだろう？レロニラ君の、恐怖（？）の海体験がはじまる！彼女たちが、水着…いや、レインコートに着替え…。え、レインコート？

　カルマの仕事は付与魔術師。剣や槍などの武器に魔術を付与して、攻撃力を上乗せする。 　しかし、武器が付与魔術を受け入れる回数には限界があった。上限回数を超えると、その武器は破壊…

クリスマスイブ、サンタクロースのおじいさんはプレゼントを配らなければならないのですが、真っ赤なお鼻のトナカイさんが風邪を引いてしまいました。今と違って夜が真っ暗な時代、明かりのな…

「…これからい～っぱい、受けた愛をお返ししますからね…」 「そうしそうあい…なんですね？」 「いいんですよ？わたしをあなたの好きなようにしてくれても」 「どれだけ、あなたが…

「メフィスト賞」本選進出小説 日本最古のSF小説「竹取物語」主人公「かぐや姫」は実在した！月から逃げ出したかぐや姫を探すべく、天帝はすぐさま彼女を探し出せる二羽のうさぎを放った…

祖父が老人ホームに入ったことにより『喫茶マドレーヌ』を閉じたことをあきらめきれない孫の多希は、今日も店舗内のオーブンを使って天命にもなっているマドレーヌを焼いていた。 突然、大き…

ゴシック・ドレスを纏いながら闇のビジネスを請け負うセルジュとパンク・ファッションに身を包んだ猟奇殺人鬼の少女イリーザは闇の骨董屋から「真っ赤なドレス」を手に入れる依頼を請け負う。…

これは…子供の頃からろくに遊びもせずに大人になり、ビールやチーズに依存しながらも仕事一辺倒だった彼女が夏を体験し、失っていたものを取り戻しかけて…いった物語。 超簡易式…

選択肢も碌に与えられない状態で、異世界に転生する事を余儀なくされた主人公の苦悩の物語です。 嘘です。そんなにかっこいい話じゃありません。 特になすべき使命も無く、転生させてもらえ…

　私と彼は、いまかなりの冷戦状態にあった。恋人関係ではあるのだが、もう恋人と呼べる関係ではない。それは私がラズベリー症候群に罹った時から。顔に真っ赤な実のようなぶつぶつが大量にで…

カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト 中間突破作品です！ （「五月の章」部分のみ） 読みやすく仕上がっています。 最後まで書いたので、読んでくれたら嬉しいな。 ＊ 「おば…

空が真っ赤に染まったとき、 八つ岐の怪物が空から来た侵略者たちを血祭りにあげるだろう。 その男の名は明(アキラ) 金も誇りも持たない疲れた男。 無銭飲食で逮捕されそうになった彼…