「欠片 心」を含む小説

僕は大宮先輩が嫌いだ。 僕は作家を目指して小説を書いている。しかし、我が文芸部の部員はたったの二名。 そう、今も部室には僕と、少し古風で愛想の欠片もない偏屈な先輩しかいない。 …

好きな人のことを想って空を見上げて 、星に涙し、風に心震わせた。 あの純粋なまでの純愛を想い出の中から取り出して、皆さんの心にも届いたら、こんな幸せなことはないでしょう。 １話で…

"心"そのものが"命"である。 そんな世界に生まれた"感情"を持たない少女。 何故自分は感情を失ってしまったのか、本当の自分は一体どこで忘れてしまったのか… "心"を知るため、少…

これは、宇宙のもうひとつの可能性の物語。『ヒメゴト―秘め事もしくは、姫事？』から二年後のお話です。もうすぐ17歳になる少年ソモルは、四年前にラオンという少女と一緒に伝説の星ミシャ…

日常の中でこぼれ落ちる綺麗事ばかりではない心の欠片を、詩に綴っています。

大学二年になってすぐの、月のない春の夜。 あたし、藤ヶ谷ちえりの目の前に、夜闇の欠片が舞い降りてきた。 漆黒の艶やかな翼を大きく広げて―― 『我が名は堕天使リュカ。今宵、この…

いじめを受けている中学生「仁悟」はある日一人の少年の死の瞬間に立ち会ってしまう。意識を失った彼は不思議な夢を見た。その夢から覚めた時、彼は自分の中に別の人格がいることに気づいた。…

あの時私は一瞬恋をした。 そして瞬時に砕け散り、その欠片は心の隙間に入り込んだ。 どうしようもない心の闇に咲いていた小さな花。。 過ぎてみればそこにはキラキラした彼の心がちりば…

この世界にも平和はない。 反平和戦争、それは、もう争いは起こさない、そう誓ったが、魔国の土地、金、技術、を強奪、その上、その襲撃に立ち向かった魔族を殺すという法を犯した戦争であ…

夏休み前のある日。演奏会のゲストなんていう面倒な仕事を言いつけられた俺は、幼馴染みを家に誘った。しようと考えてた曲の一つを、あいつが好きだと言ったから。そんなこと、絶対に言ってや…

　短編集です。 　完全不定期で投稿します。 　基本的には私がその時その時思ったことを物語風にしているので、たまに突拍子もないことを書きますが、ご了承ください。

　路地裏にひっそりと佇むスナック『半月』。電飾も立看もない地味な店のオーナーは、長戸美月という無口な中年女性と、仕事は一切しない美月の夫で板前の文三。ママと呼ばれることを極端に嫌…

小さな世界で生きる”あたし”の小さな冒険と出会いを綴ったショートストーリー 好奇心の果てに何を得、何を失うのか――― ＊＊＊ 前作「グリムノーツ～ノーチェと太陽の欠片～」…

これはあなたが選ぶ物語です。 あなたが惹かれたお話に目を通してくれたら嬉しいです。 あなたの心の中に留まる言葉が１つでもありますように。

都会の中心を外れた位置にある、商業地を避けた閑静な町。その中にぽつりとたつ、一見では店と分からず見落としそうな一軒の居酒屋がある。 店と気づいて扉に手をかけると「金持ちなお高い…

時任沙羅は死を望み自殺を実行する。 時を同じくして生きることを望みながら死に至ったサライ・ザーナ。 生き方も考え方も違う二人の人生は交錯し、自殺によって魂と体が分離し空っぽになっ…

世界大戦争『デウスベルム』を終結させた「天使の光」により文明が一度滅びた世界。文化や科学技術は途絶え、人類は一からのやり直しを余儀なくされた。 居住区は狭まり衰退し、不便な暮らし…

突然の事故で両親を失い、孤児院に預けられた湊と朔良。その後、湊は成政家に、朔良は工藤家に引き取られることになった。 朔良を引き取った工藤家の息子・要人は弓道の師範代。その影響で弓…