心を伝えるには

作者 まじりモコ

57

21人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

 仮にもものを書いているのなら様々な思いをそこに込めているだろう。思ったように伝わらなくて止めてしまうようなら、それだけの思い。文章だけに留まらない。「人」に「思い」を届けるのはそれだけ「熱意」と「根気」が必要なのだ。思い知って、またペンを取ろう。わたしたちには綴るべき「力」があるのだから――。

★★★ Excellent!!!

 序盤では今一つ未熟な、自分の感情を持て余し気味の主人公が『事件』を経て精神的に脱皮していく様子を克明に描いている。一つ一つの場面をちゃんと整理して理路整然たる流れを作り、そこに主人公の作品や妹といった岩を配した構成は一本の清流であろう。
 主人公を見守る先輩の言動が珠玉な傑作。

★★★ Excellent!!!

想いを綴る「根気」。
根気を留める「熱意」。
熱意を保ち続ける「意義」。

結局のところ、「自分の心を表に出したい」ということに意義を見出したからこそ、文章という表現手段を用いて、小説というものは書かれるのではないだろうか。

少なくとも、これを読み終えた私は、そう感じた。物語のはずなのに、他人事の気がしなかった。
短いながらも、「何かを書き残してみたい」と思う人にとっては、読後に何らかの個人的な意義を感じられる作品。

★★★ Excellent!!!

物語が持つ「力」が、何を成し遂げられるのか。
あえて結果は書かない。
読み終えて、その後どうなったのか、それが気になる。
気になって、そして想像する。
最終的にできた想像が形となって、物語になる。
気になる終わり方には色んな意味があるんじゃないかって、想像してしまいました。