「推理 作家」を含む小説

　1997年から2000年にかけて、同人誌『Griffon's Garden Offline』に掲載した全５回の読書案内エッセイ。 ■「第一回　創造の愉楽」（1997年）で言及…

「誰か助けてぇ……死ぬよぉ……」 俺――尼高井高校ニ年C組の男子高校生、藤村三蔵はある日の下校中、住宅街のブロック塀にできた穴にハマった尻を発見する。 その尻はちょっとそ…

とある夜、現実世界でとある作家が殺され、犯人も焼死した。 一方エンドル王国の首都クルツ。新聞記者リザリーは友人で国民の憧れの職についているカトレアに相談を受けていた。 彼女のもと…

高校へ入学したばかりの月岡悠斗。 中学の頃からクラスメイトだった宇奈月御咲と春から付き合い始めていて、同じくクラスメイトだった愛花は白馬に乗った王子様とときめくような恋愛がしてみ…

「死の直前の比類のない神々しいような瞬間、人間の頭の飛躍には限界がなくなるのです」 　ミステリ研究会の後輩にして現役ミステリ作家は語る。 ※エラリー・クイーン/鮎川信夫訳『X…

容姿端麗、頭脳明晰、眉目秀麗、才気煥発。 天は二物を与えず、という言葉を完膚なきまでに否定する人気作家、橘カイト。 そんなカイトの唯一の欠点は、女性に告白されると鼻血を出して気絶…

https://note.com/enzen3852/n/na1fecd0ac10b こちらの100日で絵を練習された方に感銘を受け、100日練習小説バージョンを自分を実験台にや…

東京郊外の「小摩市」に住む作家、西園寺伴は異能者である。 秋が深まったある朝、伴は横断歩道で飛び出した子供『江口隆太』がトラックに轢かれそうになるのを異能を使い間一髪で助ける。…

６月に入り、湿気が多いこの時期に仁、詩穂、拓斗、陽那花たちは待ちに待った修学旅行。その行先は京都府。 だが、修学旅行前日に、木村刑事から協力を要請された。 その内容が、京都でテロ…

かつてベストセラー作家だった吉田昇は、最近の発表作の不振から、ネット小説の内容を剽窃してしまう。だが、そのことをネット小説の作者に知られてしまった。そして吉田は自身の作家としての…

推理作家になって十年。 筆が止まってしまった彼のもとに、甥が訪れる。 高校生の甥が書く脚本は、かつて彼が望んだようなミステリーで・・・ それを読んで書くべきこと、書きたかったこと…

書けなくなった亮夫は、自分の限界を悟った。

“私”はある旅の夜、久しぶりに探偵作家になった――。 清流のほとりで出会った不思議な少女。 昔親友が解決したという、とある事件。 少女は私に語って聞かせた。 この作品はpi…

ノックスの十戒の内、九つのルールが守られた「読者への挑戦状」付きミステリ。 不動久遠は殺された。 大学卒業を祝し、森奥の別荘で祝賀会を開くこととなったゼミ生の面々は、雪に残る謎…

とあるワンルームマンションの部屋の中に隠された「手紙」を探すために、探偵が推理作家のところへ相談に？ 作家のお手伝いで、狂言回しであったはずの「私」まで手伝わされてしまうが、果た…

駆け出しの童話作家、俊介はスランプの中、先輩作家が主宰する古民家での合宿に参加する。個性的な住人たちが見守る中、集められた新人作家たちと共に執筆を始めた俊介は、やがて奇怪な出来事…

主人公、吉田春樹は、修正部としていろいろな事件を解決をしている。そして、ある大きな事件を解決したことにより、修正部は世間に広がった。その、春樹がした推理をみんなに『無感傷推理』と…

灰谷百合は幸せになりたかった。 母親に捨てられ、親戚の家で奴隷同然の扱いを受け、人生に絶望していた彼女を変えたのは、八神林檎という少女との出会いだった。 林檎と出会い、自分の…

本格推理作家、飛鳥部勝則の全長編レビュー。 同人誌「Ａｉｒｍｙｓ 非実在探偵小説研究会 １号」に寄稿したもの。一部注釈と前書き＆後書きを加えております。

青燈舎様より書籍版発売中です。 　ある日、無名の作家が運営しているブログに１通のメールが届いた。 　１９年前――、福岡県の某所で起きた未解決の連続殺人事件を、被害者が残した日…