修正部の無感情推理Ⅲ
慶田陽山
プロローグ
僕たちの日常は非日常な青春の日々だ。
その非日常に溶け込んでいる僕たちから見れば、ただの日常だ。
それでこそ修正部だ。
岸川国際高等学校の修正部でいられるのは高校の三年間だ。
その三年間のメインイベントと言っていいほどのイベントがつい
に到来した。
六月上旬、岸川国際高等学校第九五回生は三泊四日の修学旅行で
兵庫県、大阪府、京都府、三重県、奈良県の三県二府を満喫しに
行くのだ。
僕たちも来年になれば、修学旅行だが、僕たちは一足早い修学旅
行を迎えることになるのだ。
そのわけは、大体察しが付くだろうが、もちろん事件が発生した
のだ。
だが、今回の事件は不自然な事件なのだが、詳しいことは後に。
今回の事件の真相、三年生たちの修学旅行は、最高の思い出の一
ページに刻まれることが出来るのだろうか。
そして、今回の事件で新たな出会いが、あの坂本に‥‥‥。
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