「地蔵がたり」を含む小説

母猫に会えますように——

野川武（のがわ たけし）は現実で挫折した。 田舎都市在住で学歴はなく、契約社員を繰り返し、退職後に転職しようとするも当然見つからず、ついには住んでいたアパートを退去して実家に戻る…

正月の糧を得るため、雪の降る寒い日に笠を売りに行ったおじいさん。しかし、笠は全く売れなかった。帰り道に雪の中に立っているお地蔵さんを見かけたおじいさんは売れ残った笠をお地蔵さんに…

🔸あらすじ 　父の仕事の都合で日本で生まれ、アフリカで育った中学一年生の少女・季志子は、古い日本の漫画を読んで大きな平屋の家で育つ。 　登校や下校には必ず頑丈な車で移動し、広い…

語り手(俺)と聞き手(あなた)が怖い話をする、という体で物語が進みます。 一応ホラーとして書いたつもりですが、そこまで怖くないかもしれません。 また、設定等もそこまで作りこん…

　三回生の和田は、周囲の困惑をよそに語り始める。「そのお話についてなのですが……私からお話ししてもよろしいでしょうか」

少女がお地蔵さんと出会う日常の物語。

やっちゃいけない系パロディむかしばなし。 桃太郎が風俗行くとか、サルとカニがスナック感覚で逝くとか、黒人が地蔵の前に大麻バラ撒くとか、キノコが核ミサイルに交換されるとか、浦島の…

　そう。僕は魔王によって製造された岩石生体爆弾兵器。 　ボムロック試作強化型。 　その失敗作だ。 　ルマルの村で “聖なる柱”として崇められていた巨大なクリスタル柱が、魔王の…

【お彼岸にぜひご覧ください】 　目が覚めると、私は見たこともない世界にいた。 　幼い子どもを慈しみ、愛し、世話をすることが大好きな久下軽羽（くしたかるは）。 　彼女は両親…

もしくはゲーデルの不完全性定理、 というタイトルにしようとも考えましたが、 野球ではなく、ゲーデルが不完全であると、 捉えられる可能性があるため、やめました。 大抵のスポーツ、ル…

信仰は、今や良い風には捉えられない。 だが。本質を忘れてはならない。 思うとは、"何なのか"を。 　

　地味で冴えない人生を送る凡庸な三十路男・影野は休日の深夜に散歩していて奇怪な出来事につきあたる。 　なんでもないはずの近所の路上に地獄が映像として現れ、天使と悪魔と地蔵が議論…

初めてなので文がおかしいかもしれません、雰囲気をお楽しみください。

トロピカル因習アイランド小説です

地蔵遊び。それは夜に14～15人集まって囃しを歌いながら囲み……中心の子へ地蔵菩薩を憑依するという。なぜそんなことをするのか。そして「地蔵菩薩」は閻魔大王の化身でもある。これは福…

　唐津へと抜ける峠道がある。そして特にその峠道を散策したハイカー達が口を揃えて一番良いと言うのが夏から秋にかけて満開に咲く百日紅の巨木。そんな峠道の百日紅の巨木を抜け少し奥まった…

笠地蔵、ご存知ですよね 地蔵たちは恩返しのために財宝や食料を持ってきてくれました 「どこから？」 答えはWEBで…いえ、本作でお答えします カクヨムWeb小説短編賞2022 エン…