心理テストn番勝負

梓馬みやこ

第1回「カバンをどう扱う?」

※心理テストをせかぼくキャラたちが軽く雑談していきます。

 最後に答えが出るので、皆さんも考えながらやってみてください。


ダンタリオン「第一回か。お題はこれだ」

秋葉「なんで封筒がこんなにあるんだよ。ランダムに取り出してこれからシリーズ化していくの匂わせるのやめて」

忍「季節短編集、スピンオフ、せかぼくラジオに続き心理テストシリーズかぁ……私は結構好きだよ」

司「公爵も忍もメンタリストの気質があるからな」

ダンタリオン「よし、答えろ。俺もやる」



 【問:あなたはカバン・バッグを普段どのように扱っていますか】



秋葉「どのようにって……普通だろ?」

ダンタリオン「普通ってなんだ。お前はすぐに普通でありたがる。たまには冒険しろ」

秋葉「カバンの扱いで冒険ってなんだよ。なんでオレ、そんな人生哲学的なこと今更問われてるわけ?」

司「普通に使う。扱いは……?」

アスタロト「司は割と物の扱いが丁寧だから床に置いたりとかしなそうだよね」

秋葉・ダンタリオン「あぁ、そういうこと」

司「……(まずみんな問いの意味がわかってないんじゃないか)」

アスタロト「で、君は高級なものを身に着ける割にはベッドの上に無造作に放ったりするタイプ」

ダンタリオン「間違ってないが、人の傾向の前に自分のことを答えろ」

秋葉「帰宅したら床に置くこともあるけど、大体部屋の定位置じゃね?」

忍「私、必要な時以外持たない主義。なるべく身軽なのが好き」

アスタロト「ボクも同じかな。基本、必要最低限で動けるのがいい」

秋葉「アスタロトさんは必要なものはすごくいいものだけどダンタリオンみたいに放り投げたり雑に扱う感じじゃないですよね」

ダンタリオン「待て。オレは雑に扱うことが前提なのか」

秋葉「オレ、カジュアルな方が好きだけどさすがにバックパックで出勤できないしTPOには応じるよな」

司「機能も重視だが、やっぱりデザインで選ぶこともある」

忍「自分の好きなものを持つって大事だと思うよ。私はまずデザインから入って機能を見る」

秋葉「でも仕事中は、仕事場に置きっぱだろ。お前ほとんど空手でどこかしらにカードとか仕込んでるくらいだもんな」

アスタロト「いいね、軽装で」

忍「収納の多い制服で助かる」

ダンタリオン「よし、大体出そろったな? 答え見るぞ」



 【答:それはあなたの恋人に対する扱いです】



一同「……………………………………」

忍「公爵がいいものを選ぶ割に扱いが割と雑な件について」

ダンタリオン「それは勝手にこいつが推測したんだろうが! いいものは手入れも必要だろうからそれくらいするわ!」

秋葉「執事がだろ」

ダンタリオン「それな、恋人じゃなくてバッグの話な」

司「アスタロトさんと忍のはすごくわかる気がするのが怖いところだな……」


 必要最低限・必要でなければ持たない


秋葉「むしろ『持たない』って回答出てましたけど!?」

アスタロト「身軽でいたいというのは全く否定要素がないね」

ダンタリオン「お前は大体予想通りだよ。しかし」

一同「?」

ダンタリオン「司と忍が意外と面食いであるだろうことが発覚したぞ」

司「!」

忍「デザイン重視って言ったもんね。でも機能も重視だよ」

秋葉「そこは人なんだから性格とかなんとか言い直して……!」

ダンタリオン「秋葉はフェミニンよりカジュアル系女子か~」

秋葉「待て。男がバッグの話でまずフェミニンって選択肢が出る方がおかしい」

アスタロト「ちなみに忍はプライベート用のバッグはどう扱ってるんだい?」

忍「ふだんはクローゼットの中。あとは車移動なら、カードだけ持って車の中に置きっぱとかもあるあるでしょうか」

秋葉「それって……」

ダンタリオン「彼氏すら放置のフラグだろ」



そんなわけで。

みなさんの答えはどうでしたか?

家に帰るなりいきなりその辺に放り出したり、平気で地面に置いちゃったり、挙句友だちと投げ合いとかしてませんか。


真実は読み手さんのみ知る。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る