「中華風恋愛ファンタジー」を含む小説

科挙に落第した青年真成は、美しい少女と、その姉と出会う タイトルは、しちゅうのみち、りょていいまだなかばなり、と読みます。 他サイトに掲載していたけど、そちらは消えるためカクヨ…

中華風ファンタジー。いくつもの小国が存在し互いに争う戦乱の時代。蒼の国の第一皇子・愁陽には、お転婆で変な姫と言われる幼馴染がいた。名は愛麗。幼い頃『空になりたい』と笑って夢を語る…

ある夏の夜。 国軍将軍長・威遼は、ひょんなことから自身の上司である尚書令・白雷が、女性であることを知ってしまう。男しかいないはずの官吏。性別を偽っていると知ってしまった威遼は、白…

『女の子年頃二十まで』 　――そんな風習が残る国で、齢二十四の娘は皇太子の妻として、後宮の一角に造られた『龍宮』へ迎えられることとなった。 　珠玉の姫君と謳われた母の面影色濃く、…

「月鈴、ちょっと嫁に来るか？」 「はあ……？」 雲仙国では、皇帝が三代続いて謎の昏睡状態に陥る事態が続いていた。 あまりにも不可解なために、新しい皇帝を立てる訳にもいかない国は…

その国の後宮には、一匹の恐ろしい怪物が捕られておりました。 ＊板野かも様主催の新匿名短編コンテスト四季の宴に参加させていただいていた作品を改稿しました。

　中国、清代の西域。シルクロードの再果ての「光り輝く幻の砂金」を産出するという謎の少数民族「斑目の一族」が暮らしていた。　 　辺境に暮らす、その謎の民族の長の娘「アイシャ」は、民…

天帝は五龍を穢れた大地に遣わし、四龍には人を罰する力を、一龍には人の願いを叶える力を与えました―― 五龍の伝説が息づく虚飾と華燭の魔都、深灰。 ふるき友人とともに店を営んでいた…

遠い遠い昔、大陸にその名を轟かせる十の国。 その都で宮廷医官として奉職を始めた下町育ちの子釉（しゆう）は実は16歳の女の子。 彼女はある目的を胸に抱き、宮廷にやって来た。 剛腕の…

千年の平和を築いた伝説の女王――の生まれ変わりの少女・花鈴。庶民らしく過ごすはずが、新王に選ばれた弟の身の危険を知り王宮に乗り込むことに！　そこで偶然隣国の王であり前世の想い人・…

双子の姉の代わりに大国 瑞の皇子鴻雲の花嫁選抜のため後宮に入ることになった葉楽。 三年何もなければ故郷に帰れるという条件を信じていたのだが、何故か鴻雲気に入られてしまい・・・。 …

蒼国の西方、元州。 州都のとある居酒屋で飲んだくれて居眠りをする女が居た。 かつて美姫と持て囃された公主が事件を起こし、国を追われた成れの果てである。 誰もが遠巻きにしか見つめら…

　花街で育ち、遊女たちに育てられた剣の舞姫・桃花は、七日に一度、妓楼の舞台で剣舞を披露する。その日もいつも通り舞い踊り、出番も終わりと思っていたところ、座敷に呼ばれる急展開。若く…

一度目の生は大手出版社の一社員。 二度目の生はとある帝国の貴族令嬢で悪役。 では、三度目は？ ……え？　もう二度目で懲り懲りなんですけど。無理無理。 私はゆっくり料理屋の娘しと…

秦青国きっての遊里、南市にある高級妓館、金花楼。 二胡弾きの玉蘭は、崖っぷちだった。 指名の取れない妓女に未来はない。このままじゃ来月、お給料もらえないかも！冷や飯生活は嫌！ …

嫁ぎ先に到着早々、葬送の鐘が鳴り響く。 婚約者の死を知らせるものだった。 嫁ぐはずだった麗凛は、侍女の伎玉と入れ替わり、替え玉皇女付きの侍女として過ごすことに。 王様や王弟…

「王子、面白がっていらっしゃいますね？」 わたし、本好きの少女リャコは、巷では『男色』との噂もある【変人王子】の下級妃にされる事に。けれど、その変人王子に王家の横暴を明かされ、…

　中流貴族の家に生まれた、容姿も教養も平々凡々な女の子、円 夏蓮。そんな彼女は指名も同然で第三皇子の後宮へ、正妃として嫁入りすることになった。 　夢物語のような玉の輿。だが、夏蓮…

皇宮で書庫の整理を手伝う少女、朱衣。 白麗、紅晶、碧英の三人の皇子の寵愛を受ける彼女の元に、一羽の怪我をした鳥が迷い込んでくる。 朱衣は看病をしてやるものの、鳥は『夜伽』と名…

遠い遠い昔、東方には七つの王国が割拠していた。 七国の一つ、成夏国の王女・夏凛は、優しい父王や家来たちに囲まれて健やかに育っていた。 イタズラに習い事にと大忙しの日々のなかで、夏…