妓楼で剣舞を舞うヒロインの姿に見惚れた貴族で若輩ながら高位高官で王の幼馴染から、王宮での武闘会の前座で剣舞を舞う依頼を受け、会場の誰からも賞賛を受け、特に一人の妃から客人として己の後宮内の殿舎に誘われ期限付きで厄介となり、その間、王を交えて舞を披露したり、茶会に呼ばれたりと、妓楼にいては体験出来ない経験を過ごしていた。時に、妓楼育ちでありながら妃やヒロインを見出した高官に懸想する余り、その高官と親しいヒロインに嫉妬した挙句、毒を盛られたり、さつじんを未然に防いだ筈が殺人犯の共犯と言い掛かりを付けられたりと散々の目に合いながらも、一途にヒロインに愛を囁き続ける高官に絆され結ばれる物語に感動しました。
最後の方は、先生も述べられている通り、曖昧に終焉された感はありますが、後日談にて楽しみたいと思います。